48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

父の、その後(5)

前回父が突然発熱し救急車で病院へ搬送されたことをお話しました。

 

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翌日以降の検査などを通じて、当初見込んだ通り「胆管炎」と診断されました。

 

胆管炎とは「何かしらの原因で胆管が狭められて胆汁がうっ滞し、細菌感染を起こした」症状をいいます。

 

処置としては抗生物質で感染した細菌をやっつけることなので、点滴で治療。その間しばらくは絶食するんだそうです。

 

これは食事をすると細菌感染しているところに食べ物が通って体を巡ってしまうことを避けるため。

 

3〜4日して食事が復活したそうです。

 

父は、過去手術で2回、検査で1回入院しましたが、これまでの中で一番気合が入っていました(^^)

 

普段でもめったに無いのですが父から電話があり、今の状況をはっきりした口調で説明してくれ雑談も交えて話すること2回。

 

病院の中でも積極的に歩いて体力回復を図っていたそうです。

 

父が入院することも病院食が嫌いなことも担当医や我々家族はよく知っていることもあり、できるだけ早く退院しましょう、ということで血液検査で結果が改善されたことが確認できたため、10日ほどで退院することができました。

 

退院した翌日実家にいって、父に「ただいま」と挨拶。父も元気に手を上げてこたえてくれたのですが、そこで驚いたのが服装。

 

入院する前まではずっとパジャマ姿だったのですが、なんと普段着を着用していたんです。

 

1回目の手術回復のときもそうでしたが、パジャマ姿でいるときはまだ気持ちがもう一つ乗っておらず、回復までは道のりが長いなぁと周りも本人も感じるのですが、普段着に着替えたということは、外に出ようという意思の表れでもあり、そうなれば回復ステージがもう1歩あがります。

 

実際一緒に話をしていて、「春桜が咲くころに、(自分の気に入っている)うなぎやさんで、妹家族も一緒にみんなで食べに行きたいなぁ」と父から言ってくるくらいで、かなり気持ちが前向きになっていました。

 

食後の運動で家の中を歩き回るのですが、足の運び、腕の振りなど体の動きや歩く速度がどれも早くなっていて、入院前より状態がよくなっているように見えました。

 

寝る前に体がかゆいといって、母に軟膏を塗ってもらっていましたが、これもなくなり、夜もぐっすり眠れているようです。

 

体のかゆみは、前のブログでお話したように胆管炎によって胆汁が体をめぐりそれによって引き起こされていた可能性があり、胆管炎が回復したらかゆみを感じなくなったというのが現時点での仮説。

 

「病は気から」とよく聞きますが、父を見ているとその通りだと思います。

 

本人の気持ちをいかに前向きに持っていくかが、療養回復をより良い方向にもっていくためのキーのようですね。

 

 

 

脾臓がないこともあり、感染症には十分気をつけなければならないことには変わりありませんが、状態の小さな変化に気を配りながら生活を楽しんでいくことがこれからの父のスタイルになっていきそうです。