今回の課題図書はこちら「現代ロシアの軍事戦略」。
かなりいかついタイトルですが、タイトル通りの内容です(^^)
軍、と聞くと我々のような素人は、兵隊、戦車、航空機、戦艦、ミサイルといったイメージが浮かんできます。
ロールプレイングゲームでも兵を養い、鍛え、武器をもたせることで戦いを優位に進めるシナリオ作りが勝負の決めてでした。
この本によると、ロシアは軍備体制としてはアメリカなどに遅れをとっていて決して軍事大国といばれるほどではない、そうです。
それは先程あげた我々の知っている軍事力というハード面の観点に立った場合です。
実際はサイバー攻撃、諜報活動、SNSなどのよる煽動といったソフト面が今は大きな役割をもっていて、ハードとソフトの「ハイブリッド」な戦術に戦い方が変わってきているらしいです。
ロシアで最近の戦争で有名なものといえば、ウクライナ共和国のクリミア半島併合ですね。
第二次世界大戦が終わってから、日本はほとんど戦争と縁がなく生活を送ることができていましたが、2014年にロシアがウクライナ(もともと旧ソ連ですが)から領土を奪い取るという行為が実際に行われたんです。
そしてシリア、トルコ、イスラエル、ガザ地区、アフガニスタン、イラク、そしてアフリカの一部の国といったところでは戦闘が今でも繰り広げられています。
なので戦争に関する情報は今でも必要とする人たちがたくさんいるということです。
私は戦争を経験しておりませんが、合法的に殺人をして、それが褒められる世界はどうしても受け入れられないので、戦争という行為は許せません。
なので、正直この本は全く読み進められませんでした。
この本の中で知らされたことは、
- ロシアの軍事力はアメリカに大きく差をあけられていそうであること
- 未だに傭兵があって世界をまたにかけて活動していること
でしょうか。
傭兵って漫画ゴルゴ13の世界の話かとおもっていたら、実在するんですね。
しかもかなりの規模で。。。
人を殺し、生活を破壊することが仕事になっていることに嫌悪感を覚えます。
今の世界のどこかで戦争で人が死んでいるのかと思うと悲しい気持ちになります。
数分後には死んでるかもしれない、という緊張感のなかで生きている毎日ってなんなんだろう、って思います。
自然界で捕食される生き物はそうなのかもしれません。。。
でも我々は人間。
この日本がけたはずれに安全という無形の資産を与えられている気がしてなりません。
読書会の課題図書でしたが、私はやはりこの手の話は苦手です^^;;