2021年10月31日を持って弊社アルメータ株式会社は2021年10月期(第8期)を終了し、2021年11月1日から2022年10月期(第9期)に入りました。
なんとか第9期のスタートをすることができ、関係された皆様にはこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
第8期を振り返ります。
シェアハウス運営実績
本業である運営事業は大きな変化がありました。
- 東戸塚で「リモワシェアハウス」をオープン(2021年2月)
- 船堀の「日本語を学ぶ人達を応援するシェアハウス」は運営委託契約が終了(2021年8月末)
新しい物件の運営が始まった一方で、これまで携わってきた物件が終了しました。
弊社のような小さな運営会社からすると1件でも増減は大きなインパクトなので、大げさな表現ではありますが、荒波のような状況でした。
これにより、おまかせいただける定員数は当期初期には53名が一旦61名まであがりましたが、当期期末では30名に下がりました。
入居率はこのように推移しました。
実線が今期、破線が前期です。
市ヶ谷はMBAシェアハウス、業平はランニングシェアハウス、を表しています。
すべての物件で入居率が低下して苦戦を強いられたことがわかります。
長引くコロナ禍で、シェアハウスの利用者の一部をになっていた外国人が帰国はすれど来日できず、シェアハウスの需給バランスが崩れたことは大きな要因と思われます。
価格、物件の魅力、認知度、いろいろなところがこれまで以上にクローズアップされ、競争が激しくなりました。
新たに取り組んだこと
運営業務で直接的に取り組んだことは
- 募集サイトを広げたこと
- ホームページなどの改訂を行ったこと
- 価格を見直したこと
- 販促活動をひろげたこと
などがあげられます。
募集サイト
募集サイトは提携会社の提案・協力をいただき、これまで自社と1社のサイトのみで運用してきました。
これはサイトメンテナンスや問い合わせの成約率の観点で業務効率を考慮していたためです。
しかし、さきほども申し上げたように競争が激しくなってきたため、効率云々の次元でなくなってきました。
まずは物件を認知してもらわないと、ということで募集サイトを3社増やしました。
ホームページの改訂
改訂といっても現時点ではまだマイナーですが、物件紹介文を全面的に見直しました。
提携会社から「もっと訴求できるような表現がある」というアドバイスをいただき、各物件、見直しをしました。
ホームページ自体の構成の見直しも考えていて、現在学習しているHTML&CSSをもう少し習得してからとりかかる予定です。
販促活動
ランニングシェアハウスの魅力を伝えようと、ちらしを作成してランニングブースにおいてもらったり、便利マップをプロのイラストレーターにお願いして作成して公開したり、とこれまでやったことがなかったアプローチをしてみました。
英語セミナー
今年は「自粛セミナー」として、岸講師が連休や週末にフル稼働してセミナーを開催していただいたおかげで、売上が大幅にアップしました。
前年比1.6倍です。
前期はそれまで対面で実施したところ、緊急事態宣言の発令をうけてオンラインに移行したときで、途中2ヶ月の空間があったことも影響はしています。
とはいえ、毎週平日夜に開催している「英語耳をひらこう」セミナーでは2020年10月期ではのべ317人だった受講者が、2021年10月期ではのべ672人にまで増えています。
これはオンライン開催の定着と岸講師の獅子奮迅のご活躍が大きな要因です。
コンテンツも発展してきています。
お二人の講師の創意工夫によって常に進化していて、定例で行っている事前打ち合わせでは私も勉強になっています。
またMBAアソシエイツのご理解をいただき、収益の弊社への配分比率をあげていただいたことで、収益に大きく貢献していただきました。
ありがたいことです。
ほそぼそとやっているYoutubeも1年を迎えました。
とても簡単で短いのですが、実は中身はかなり凝縮されてエッセンス化されているので、このYoutubeだけでもかなり英語センスをみがくことができるコンテンツになっていると思います。
よかったらチャンネル登録、よろしくお願いします(^^)
(ちゃっかり宣伝(笑))
その他
知り合いの主婦の方にお願いしていた清掃業は、このコロナ禍などの理由で5月で一旦中断することにしました。
緊急事態宣言は解除されたものの、他の要因もあってしばらく再開までは様子をみることとしています。
またコンサルタントは期限がきたのでこちらは終了。
スポットとして大学生向けにオンライン講演をする、という経験もさせていただきました。
第9期に向けて
なんといっても本業の立て直しが最重要課題です。
問合せ、入居が進まない東戸塚の物件を筆頭に、ランニングシェアハウス、MBAシェアハウスも入居率をあげるべく活動が必要です。
また提携会社から新しい物件のご相談もいただきました。
定員6名と小さな物件で、私のこれまでの運営のやり方とは異なるスタンスになるかもしれないので、現在検討中です。
ただ、こういうときにオファーはとてもありがたいことで、検討する際にどれだけ自分がフラットになって考えられるか、そして行動していくかがキーとなります。
財務的にはまだ経理処理が終わっていないので正確な数字はまだなのですが、東戸塚が開業以来ずっと赤字で他のハウスの収益を完全に食ってしまう構造なので、2021年10月期は開業初期を除くと開業以来単年では最大の赤字の見込みです。。。
会社を支えるために私財を投入し続けている状態ですが、まだまだ頑張れると思っていますし、それを楽しみにしています(^^)
また今期もよろしくお願いいたします。