はじめに
先日もお伝えしましたが、4月に開催される62kmのウルトラマラソンにエントリーしました。
制限時間が11時間。
これ1km10分ペースで歩いても62kmx10分=620分=10時間20分で間に合うんです。
「な〜んだ」と一瞬思いますが、「ちょっと待てよ・・・10時間歩けるのか?」。
かねてから自分の脚力の衰えが著しい私にとって「10時間歩く」ってほとんど経験ない。
朝上高地を出て槍ヶ岳山荘まで一気に登ったことがありますが、それくらいか。
それも10年前。
ということで、まず歩いてみて行けそうなら少しずつランを入れていくことに。
ただ万全と歩くのもなぁ、と考えていて思い立ったのが「東海道五十三次」。
こんな本を見つけました(^^)
「歩くことを楽しみながら脚力トレーニング」(^^)
ということで、先日第1回を敢行しました。
朝9時に日本橋をスタートして夕方17時頃に横浜駅近くの浅間下に到着。
急用が発生したためここから帰宅しましたが、お昼休みや休憩分30分を除くと7時間半ほど歩いたことになります。
最初のトライアルとしてはまずまず、かな。
また後日浅間下から西進していこうと思います。
どこまで続くかわかりませんが、この東海道五十三次ウォーキングを宿ごとにお伝えしていこうと思います。
日本橋から品川宿へ
1番最初の宿は品川宿になります。
コースはこちら。
第一京浜(国道15号線)ぞいに品川駅先にある、八ツ山橋までです。
朝9時、日本橋をスタートしました。
日本橋は1603年に徳川家康の道路網整備計画の一環として初代の橋が架けられ、現在は1911年に架けられた19代目。
1999年に国の重要文化財に指定されています。
地域としての日本橋は、江戸時代になってから町人文化の中心地で下町を代表する地域だったようで、古くから賑わいの中心となっており、明治時代には日本銀行本店を始めとして大手銀行が設立し金融街として発展、今は銀座などの商業施設が集まり、土地公示価格でよく日本一となる東京鳩居堂銀座本店前はまさに、銀座のど真ん中です。
この日は前日雨だったのですが、快晴で冬にしては暖かい1日。
橋を渡ってすぐに右手に記念碑があります。
暫く行くと京橋の親柱があります。
京橋は日本橋と同じ1603年に創建された橋で、明治8年に石造アーチ橋に架け替えられたときのものらしいです。
まだ開店前の銀座を闊歩します。
新橋を抜けると新橋の鎮守である日比谷神社が見えます。
この裏手が汐留地域です。
さらに南下して浜松町、大門あたりにくると増上寺近くにきます。
徳川家の菩提寺として二代将軍家忠を始め多くの将軍、和宮などが祀られています。
ちょっと路線から外れるので遠くから拝むだけにしました(^^)
奥のビルは六本木ヒルズ。
江戸時代と現代のコラボ、かな(^^)
てくてくと歩くと元札の辻に到着。
写真を取りそこねましたが、ここは高札場で江戸に入る玄関口であったのですが、後にもう少し南にある高輪大木戸に移転されます。
こちらがその高輪大木戸跡。
この跡があるため、歩道が迂回するように作られています。
吉良邸討ち入り後に赤穂浪士は処刑され君主浅野内匠頭が祀られている泉岳寺に埋葬されますが、江戸にやってくる人が泉岳寺に立ち入りやすいように、ということを狙って札の辻にあった江戸の玄関口を泉岳寺に近い高輪大木戸に移したという説があるらしいです。
詳細はNHK「歴史探偵」で2021年12月に放映された内容を御覧ください(^^)
品川駅周辺のビル群が見えてきました。
品川駅に到着。
ここもさらに再開発が進むそうです。
20年くらい前はただの駅でしたが、新幹線が停まるようになり、常磐線も上野から乗り入れて始発になったりターミナル駅として大きくなりました。
そして品川宿の八ツ山に到着です。
昔は品川はほとんど海だったようですね。
広重の絵の右側の山が八ツ山と呼ばれているらしい(記事によってはその奥にある御殿山という記載もあり)ので、おそらく絵を書いたところはこのあたりだと思われます。
日本橋から距離にして7.7km、時間は1時間40分ほどかかりました。
途中泉岳寺に寄り道しちゃいましたし、都心は信号が多くてよく止められました^^;;