今回は御油宿から赤坂宿です。
御油宿を出ると「天然記念物 御油の松並木」という石碑に出会います。
石碑のそばに解説の看板がありました。
「御油の松並木」は天然記念物に指定されているんですね。指定されたのは1944年、終戦の1年前で御油町民から申請があがったのですが、これにより軍需用に伐採されることを免れることができたそうです。(Wikipediaより引用)
一時期170本まで減少したようですが、その後の植樹により360本ほどまで回復、現在は300本ほどあるようです。(国指定天然記念物御油のマツ並木保護事業より)
こちらが松並木。眺めはいいのですが、歩道が狭く^^;;歩くにはちょっと神経使います。
こちら赤坂宿東側の見付跡。
復元された高札場跡。
このあたりが赤坂宿本陣跡なんですが、ガイドによると私が写真を撮っていた場所が本陣跡だったらしい^^;;
創業明治元年の曲物の老舗、尾崎屋さん。
旧旅籠大橋屋。創業は1649年。この建物は1716年に建てられたもの。木造なのによく残っていますね。
赤坂宿脇本陣の跡。
赤坂宿周辺の現在の案内図です。
お休み処「よらまいかん」。古民家を改造した休憩所です。
赤坂陣屋跡を示す解説板。
今回の御油宿から赤坂宿までは、ほぼ1.5キロメートルで、東海道五十三次の宿と宿の間隔が最も短い区間なんですね。
平塚宿ー大磯宿も短かったですが、それ以上に短い区間。なんでこんな近い間隔で宿を設定したのだろう、という疑問がどうしても出てしまいます(笑)
もともと赤坂宿と御油宿は「赤坂御位」と呼ばれた一つの大きな宿場だったそうで、最大80もの旅籠があったようです。家康の命令で間に松並木(御油の松並木)を植えることで2つにわけることになったんだと。
以前は、京都から来る人は藤川宿から赤坂宿をとばして御油宿まで行き、江戸から来る人は吉田宿から御油宿を飛ばして赤坂宿まで、と上り下りで使い分けていた時期もあったそうです。(赤坂宿(東海道 - 御油~赤坂) - 旧街道ウォーキング - 人力より)
な〜るほど。。。