48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

NHK映像の世紀バラフライエフェクト「世界を変えた”愚か者”」

Stay hungry, stay foolish.

 

この言葉をご存知だろうか。

 

NHK映像の世紀バラフライエフェクト「世界を変えた”愚か者”」で久しぶりに見ました。

(画像:NHKプラスのページから引用)

 

そう、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズスタンフォード大学の卒業式でスピーチをしたときの結びの言葉です。

 

「ハングリーであれ、”愚か者”であれ」

 

強引なやり方で一時は創業したアップル社から追放されますが、12年後に再び呼び戻され、iMacipodiphoneなど立て続けに世界を変えるヒット商品を世の中に出した伝説の人物。

 

スタンフォード大学でのスピーチのときにはすでにガンを告知されていて、転移も始まっていたといいます。

 

自分が確実に死に向かっていくときに、これから人生を切り開いていくであろう若者たちへのメッセージは、とても重厚なものだったと思います。

 

スティーブ・ジョブズもこのスピーチで「Stay hungry, stay foolish.」がある雑誌からの引用であることに触れています。

 

“The Whole Earth Catalog” 「全地球カタログ」と呼ばれていたその雑誌。

 

1970年代にベトナム戦争に嫌気がさして、平和と愛を主張していたヒッピーたちに絶大な支持をうけていた雑誌です。

 

この雑誌はある人物の思想を受け継いで発行されました。

 

バックミンスター・フラー

 

「現代のレオナルド・ダ・ビンチ」とも「狂人」とも称されたこの人物。

 

宇宙船地球号」という思想の発案者でもあります。

 

私は恥ずかしながら初めて知った人物ですが、ジオデシックドームという、三角形の繋がりで高い強度をもつ建築方法を発案した人物で、建築業界では知名度のある方のようです。

 

フラーもジョブズも社会に抗い続けてきた人物という共通点があり、実はこの雑誌を通じてこの2人に奇妙なつながりがあったことが番組で紹介されています。

 

 

 

 

この2人に共通しているのは

・挫折に負けなかったこと

・自分を強く信じていたこと

ではないか、というのが番組を通じて感じました。

 

フラーは若いころ自殺をしようとしていました。その後も発明家として活動しますが、失敗続き。

 

ジョブズはご存知のように自分で創業した会社から追い出され12年もの間アップル社から離れます。

 

でも彼らは自分たちの道を歩むことを諦めなかった。

 

凡人の自分には到底及びもしない精神力と行動力です^^;;

 

個人的にはジョブズよりフラーの方に共感点が多かった私。

 

フラーが晩年に言っていた言葉。

 

「私が考えたことの方が真実で、社会が信じろと言ったことの方が真実じゃなかったことが、何度も何度もあったんだ。人生を振り返ろう。若き日に挫折し捨て去った願いや好奇心を呼び覚まそう。あらゆる人にしてほしいのは、澄んだ心で考えることなのだ。」

 

フラーは若い頃事業に失敗し絶望して自殺をしようとしたのですが、「これからは自分のためでなく他人のために生きていこう」と決めたことで、自殺を思いとどまったそうです。

 

フラーが今生きていてこの世界を見たらどう感じて、どんな言葉を発するんだろう。