48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

故人の通帳の確認

父の遺産整理をしていると、父が「資産」としてリストしていなかった銀行口座の通帳が出てきました。

 

しかも平成の大合併の前の銀行名。

 

まず、今はどこの銀行だっけ?と調べてみる(笑)

 

最後の記帳が、平成14年ごろ(2002年)でその時の残高はそれなりの額になっていました。

 

父の性格からすると、おそらくこの口座はすでに解約しているか、用がなくなって殆どを引き落としていたと思われるのですが、なんせ父がいなくなってしまったので確認のしようがない^^;;

 

ダメ元でATMで記帳を試みるが、「窓口にいってください」とマシーンに嫌われてしまった。

 

ということで、現在の銀行の問い合わせセンターに電話してみました。

 

「どういたしましたか?」

「古い口座の通帳がでてきたのですが、ATMで受け付けなかったので、現在有効なのか確認したいのですが」

「御本人が窓口にきていただければ」

「この通帳、父のもので先日他界したんです」

「それでは相続の手続きになりますね。では・・・」

「あ、いや、相続も何もこの口座が有効かどうかもわからないので、相続の対象になるか判断しかねています。だから、まず有効かどうか確認して、それから手続きにはいりたいのですが」

「それでは、相続される方が窓口にきてください。どこの支店でもいいので、予約をいれてからお越しください。予約以外ではうけられません」

 

仕方がないので、ネットで窓口を予約。どんなに早くても1週間後。

 

全然空いていない・・・

 

 

 

待つこと1週間、予約した時間に窓口へ。店頭から別のスペースに案内され、手続きをしてもらいました。情報の錯綜もありちょっと時間がかかりましたが、1時間半かかって手続きは完了しました。

 

長年使用していなかったので、休眠口座状態になっていた模様。残高は数百円で、予想通りここにはほとんど資産を残していなかったことが確認できました。(大きな額だとこのあと面倒なんで、ほっとしました(^^))

 

必要な書類はこちら。

●対象となる口座の通帳

●故人が亡くなったことを証明するもの:住民票除票、戸籍(死亡まで記載されている)など

●故人と窓口にきた人間が相続対象者であることを証明するもの:故人との関係が明記されている戸籍全部事項証明。

●窓口にきた人間の身分証明証:運転免許証など。

●実印:手続きに実印が必要になります。

●印鑑証明証:実印を使う、ということはそれが正しいことを証明するための、印鑑証明証も必要になります。

 

 

 

 

こちらとしては「面倒だなぁ」と感じましたが、預かっている側からすると、確実に相続対象者であることを確認しないことには、びた一文の情報も提供しないぞ、という姿勢を頑なに感じました(^^)

 

ある意味安心。

 

便利さと安全は、時には相反することもあります。

 

例えば書類手続きを簡略にすれば、その分安全性は下がる方向です。面倒ということで、ある程度のハードルを上げるからです。

 

でも、あまりにも面倒だと普段の生活に支障がでてくる。

 

それを解決するのに、知恵や技術がサポートできるケースもあります。

 

指紋認証のような認証方式の活用とか、その技術にぶら下がったデータの繋げ方、とか。

 

マイナンバー制度は、いいツールになる素養があった気がするんだけど、ミスが目立っちゃってるし、そもそも税金徴収しか考えていなかったのかも、と勘ぐりたくなるし(笑)もったいないなぁ、なんて思ってます。

 

マイナンバーに本人認証機能をつけて(マイナンバー+指紋or虹彩認証)、戸籍情報、納税情報、保険情報、資産情報などがつながると、確定申告や、医療などの控除、登記、登録といった諸々の手続きが簡略になって、生活の時間に余裕が生まれるような気がするんだけどなぁ。。。

 

ただインターネットに繋がった瞬間に、どこからでも情報が漏れるリスクがある、ということを念頭においたシステム設計が必要だとおもうので、そう簡単な話でもない。

 

日本のマイナンバーはどういうところに着地するのか・・・