床屋さんに行ってきました。記録によると2ヶ月以上行っていなかったようで、散髪後はだいぶアタマが軽くなった気がします(^^)
前にもお話しましたが、以前は知り合いがやっている美容院でお世話になっていて、その知り合いが郊外に転居することをきっかけに、美容院を卒業し、全国展開している低価格がウリの床屋に行っています。
美容院ではカット、指名料、ちょこちょこいれるオプション(「こんなのあるけどやってみる?」と言われると、いつもハイハイ、と受け入れていたので^^;;)で毎回7,000円かかっていました。
今行っている床屋さんは全国に展開していて、みなさんもよくご存知のところ。私が行き始めたときは1,200円でしたが、4月から値上げして1,350円に。
それでも美容院のときと比べればかなりの割安。一般的な理髪店はだいたい4〜5,000円くらいでしょうか。(協会によって値段が決められている、と聞いたことがあります)
それに比べても安い。
そして早い。10分くらいで終わってしまいます。ただ、予約ができず来客順に案内されるため、店によっては待たされることはしょっちゅう。今回も15分ほど待ちました。
それは割り切って本でも読んでいればOK。
仕上がりは、お店によって、というよりも理髪師さんによってかなりばらつき大きいです(^^)私は美容院に行っていたときに、いつもカットしてくれてた知り合いに髪型の写真をとってもらっていたので、いつもその写真を見せて「こういうふうにお願いします」と注文をつけています。
カットしてくれる理髪師さんによって、「お〜、だいぶ近いね」と思える人と、「ん〜、だいぶ違うなぁ」と思っちゃった人といました(笑)
私は髪は少ないし、あまりこだわりがないので、写真と違っちゃっても「ま〜、仕方ない」と思えちゃうので、実はこのポイントはそう大きなマイナスにはなりません。
なので、安くて早くできるという利点優先でこのチェーン店を使っています。
髪型へのこだわりが大きい人は、ギャンブル性が高いのでおすすめしません(笑)
さてさて、この全国チェーンのお店、なぜ安いのか。創業が2014年ですから、いろいろな関係者が分析して記事にしていると思います。
基本原則が「薄利多売」
そしてそれを支えているのが「回転率」です。
カット以外に発生する待ち、洗髪&ブロー、移動といった時間がないので、1人あたりにかかる時間をぐっと短縮。ブローはエアブローであっという間に終了。その結果、1人あたり10〜12分くらいで応対でき、美容院・床屋の4倍くらいお客さんを相手にできます。
その「回転率」を実現する大きな要素がこの2つ。
・予約不可で券売機:ここは来客順です。なので予約枠による前後の隙間ができません。また支払いも来店直後に券売機でチケットを購入して、自分の番になったらそのチケットを渡せばいいだけ。会計処理に伴う人、場所、レジなどが不要です。
・工夫されたシステムユニット:必要な道具、鏡の角度、紫外線消毒機、クローゼットなどが1つにまとまったユニットを使っていることで、理髪師の動きが最小限ですむようになっていてカット時間の短縮に貢献しています。
洗髪しないので、水回りが不要。限られたスペースでカットできる席をより多く作ることもでき、設備にかける費用を削減できることも低価格を支えている要因の一つです。
さてその料金ですが。創業当初の1996年は、1,000円でできていました。
2014年消費税が5%から8%に変更されたことに合わせて、1,000円から1,080円に値上げ。まあ「それまでのせていなかった消費税分を反映します」ということでしょうか。
2019年に消費税が8%から10%になったときに、1,200円に値上げ。消費税+100円の値上げ(10%)ですね。
そして2023年4月から1,350円に値上げ。12.5%の値上げです。
値上げ幅は、昨今の物価上昇率や消費税の動向をみても、ちょっと大きいようには感じますが、働いている理髪師さんたちの受け取り分(給与)という視点から考えると、どうなんでしょう。
ちょっと古い記事ですが、日本の金融資産は、かなり保有される方にまわっているといいます。
この記事によると2年前に、個人、企業ともに”保有”金融資産は過去最高を記録したとのこと。
これじゃ、”景気”はよくならないですよね(^^)
景気は金融資産が「流通」することで、「良くなる」もの。
「景気がよくならないよね」と文句言っている人自体がお金使わない(笑)
「使える人」と「使えない人」の格差が大きくなったのかなぁ。
イーロン・マスクとバフェットとビル・ゲイツとザッカーバーグとジェフ・ベゾスの資産をアメリカ中に分配したら、かなり貧困層がなくなる気がするし(^^)
九州のななつ星列車や、東武線の新しい特急スペーシアX、唯一の常設寝台特急出雲などは、予約とるもの大変(^^)
1泊数万円のグランピングも人気らしい。
「いいな」と思ったらそのサービスを購買する力はまだまだありそう。
安いだけでなく、魅力があれば”高級”路線も売れ筋になってくる。
そのためには、やっぱり「収入に対する余裕」がないとね。
今いろいろ値上げが、便乗じゃねえか、と思うくらいの勢いでどんどんでていますが、働いている人たちにできるだけ多く転嫁されるといいな、と思います。
この床屋のチェーン企業も、労務管理で問題視されることが取り上げられていたから、労務環境にも課題があるんでしょうね。そういう人たちへ還元される値上げなら、仕方ないかな、と思いたい(^^)
ひさしぶりに先日エビチリ作ってみました(^^) ワタシ的には”ぷち”贅沢(笑)
いつもの塩ダレの下はお豆腐です。