48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

おとぎ話のような

ロシアとウクライナの紛争が長引いて、No more warの声が大きくなっているところに、ハマスイスラエルを攻撃したというニュースが飛び込んできました。

 

イスラエルサウジアラビアが接近していることで立場上焦りを感じているから、とか、今年7月にイスラエルが難民キャンプを攻撃したことを恨んで、とかいろいろ要因が憶測されていますが、すでに1,000人以上の命が奪われました。

 

仲裁を期待したいアメリカ合衆国(以降米国)ですが、ハマスアメリカ人を人質にとったことやハマスの攻撃でアメリカ人に死者がでたことで、米国はイスラエル支持を表明し、仲裁が期待できない状態に。

 

そこにウクライナに戦争をしかけたロシアが両者に停戦をよびかけるという茶番。(イスラエル側に米国がついたことで、スタンスのブレを指摘する狙いがあるのかもしれません)

 

その前にはアゼルバイジャンアルメニアを攻撃。アゼルバイジャンの国内に飛び地であるアルメニア領土を攻撃した模様。アルメニアの後ろ盾だったロシアが自国の戦争で精一杯で支援に手が回らないだろう、という状況から、という推測がされています。

 

ここでも多くの人が犠牲になっています。

 

世界では未だに紛争が起こり、そこで毎日誰かしらが犠牲になっています。

アフガニスタン紛争:1978年から続く紛争は、最初は旧ソ連の侵攻がきっかけで米国がゲリラを支援していたのですが、旧ソ連撤退後は今度は米国がゲリラと戦うことになり、米国軍が撤退したあともタリバン政権の元でまだまだ紛争は終わりません。

 

ミャンマー軍事政権:軍部によるクーデターで内戦状態だし、ロヒンギャを始めとした少数民族への攻撃が絶えません。

 

クルドvsトルコ:クルド人の独立志望に対するトルコの抵抗。1920年のセーヴル条約で一度はクルド人自治権が謳われたけど、当時のオスマン・トルコは不安定で、1923年にアンカラ政府(現在のトルコ共和国)が欧州とローザンヌ協約を結んで、クルド人居住区もトルコに取り込んでしまいました。ここからずっと続いています。

 

ソマリアアフリカの角と言われるところにある国ですが、1970年ごろから続く民族対立に起因した内戦。北部、中南部、南部と現在は3つの政権が存在しているような状態で、未だに内戦が続いています。

 

・イエメン:1994年に北イエメン南イエメンを吸収し統一したが、南イエメンが再独立を目指して活動しているのが現在にも響いており、そこに宗教の対立もあって4つの勢力に分裂しています。

 

・シリア:アラブの春に端を発した内戦で、アサド政権と反政府の対立から始まったが、クルド人系やイスラム急進派がからみ、さらに米国、ソ連など他国の介入もあって複雑化してしまってます。

 

スーダン:イギリスから独立したがイスラム系の北部と非イスラム系の南部との対立により内戦。2011年南スーダンが独立することで一度決着をみるが、アラブ系民族が黒人系を虐殺するというダルフール紛争が勃発。今度は民族対立がおきました。2020年に和平合意されましたが、2021年に軍によるクーデターがおき、準軍事組織と対立しています。やはり黒人系とアラブ系の対立。

 

・ティグレ紛争:エチオピア。1991年エチオピア内戦終了後一党支配をしていた政党が国民からの不満をうけて2018年に政権を降りるが、新しい連立政権と対立し内戦になったもの。こちらは権力闘争の様相。

 

他にもウガンダコンゴ民主共和国といったアフリカの国々、中国とインド国境付近、中国のウイグル自治区、インドとパキスタンの国境付近など、小さな戦闘も含めると世界中で武力衝突が起こっています。

 

 

 

この後ミサイルが飛んできて命を失うかもしれない、という緊張感の中で生活をする、というストレスは、平和ボケした日本人にとってみれば想像を絶するだろうと推測します。少なくとも今の私にはイメージすることができません。

 

日本は地震などの天災が多いので、それらに対する備えや緊張感はあるかもしれません。それでも自然のなすわざ、ということである程度「しかたがない」と思える余地が程度の差はあれどもつことは可能な気がします。

 

しかし人間同士の争いで命を落とすのは、なんとも悔やみきれない気がしてなりません。相手が人間なら恨みも生まれるでしょうし、恨みの連鎖は簡単には止められません。

 

チャップリンも言っていましたが、どの国も殺人は罪として裁かれるルールがあるのに、戦争という殺害行為は裁かれない理由が私にはさっぱりわからない。

 

 

 

地球温暖化がどんどん進んで、地球上の氷が溶けて海水面が上昇し、氷の下で閉じ込められていたメタンガスが放出され、さらに温度が上昇し、台風やハリケーンが今の数倍以上の猛威となって、毎日が猛暑、暴風雨、刺激をうけた火山活動といった天災にあい、ノアの箱舟が本当に登場するのではないか、とおとぎ話のようなことを考えてしまいます。(このときのノアの箱舟は、地球の外にある人工衛星のステーション、あるいは火星への宇宙船かもしれません)

 

こうやって家で麻婆豆腐の食事をゆっくり食べられるなんて、本当に贅沢なのかもしれない。。。