NHKプラスで何気なくリストをみていたら、ドキュメンタリーコーナーに「10分で巡るにっぽんの廃線(東北編)」という番組を見つけました。
東北地方で過去走っていて廃線となった鉄道の映像です。
南北縦貫鉄道
花巻電鉄
庄内交通 湯野浜線
下北交通 大畑線
国鉄 日中線
同和鉱業 花岡線
山形交通 尾花沢線
が収録されていました。
どれも観たことはなかったのですが、乗り鉄のわたしは食い入るように観てしまいました(笑)
・南北縦貫鉄道
(画像:南部縦貫レールバス愛好会ホームページから引用)
バスのようですね。実際クラッチやギアがついていてバスのようだったそうです。
・花巻電鉄
(画像:津島軽便堂写真館さんのページから引用)
とっても細長い車両(^^)「馬づら車両」ともいわれていたとか。
・庄内交通 湯野浜線
(画像:津島軽便堂写真館さんのページから引用)
レトロ感がたまりません(^^)パンタグラフがあることから、ディーゼルの気動車ではなく”電車”ですね。
・下北交通 大畑線
(画像:鉄道の車庫さんのページより引用)
・国鉄 日中線
朝晩しか走らなかったことから「日中走らない日中線」と言われていたらしい(^^)
(画像:乗り物ニュースさんのページより引用)
・同和鉱業 花岡線
・秋田中央交通線
1969年に廃止されてしまったので、その存在さえも知りませんでした^^;;
(画像 ブログ「地方私鉄1960年代の回想」さんからの引用)
・山形交通 尾花沢線
(画像 ブログ「地方私鉄1960年代の回想」さんからの引用)
どれも特徴のある車両ですね。
いや〜、こんな車両ばっかりだったら乗り鉄的にはめちゃめちゃ楽しみ(笑)
始めて親が一緒にいない乗り鉄をしたのは小学校6年生のとき。新宿から小田急ロマンスカーで江ノ島に友人2人と行きました。
中学2年のときは生まれて初めて夜行電車で新宿から長野へ。
中学3年で生まれて初めて寝台列車に乗って新潟へ。
寝台列車を始め、急行列車、特急列車がたくさん走っていて、ローカル線もいろいろな編成があり、文字通り網の目のように路線がありましたね。
それでも1968年には国鉄諮問委員会が「役割を終えた路線の廃止」を盛り込んだ意見書を提出したように、すでに廃線の動きはあったんですね。
この意見書に示された廃線基準に合致した路線は「赤字83線」と呼ばれていました。
まあ100円稼ぐのに10,000円も経費がかかる路線を維持するのはさすがに無理。
その昔は川を下る舟が主力だった時代があり、江戸時代には北前船など海を渡る大型の船が大きな運送手段に。
明治になって鉄道網が引かれて、物資、人両方の大型輸送手段として主力を担ってきましたが、その後のモータリゼーションで道路網が発達し、自家用車、トラック、そして飛行機の投入で輸送・移動手段は変わってきました。
文字通り役目を終えた鉄道が廃線になっていくのは、時代の流れでもありそうです。
とはいえ!
新幹線やリニアのような高速移動手段の発達もいいのですが、ローカルでのんびり移動する楽しみも残してほしいなぁ、というのが乗り鉄の希望(^^)
各駅停車しかのれない青春18切符1冊(5枚、すなわち5日)で日本一周できるくらいの接続製があってもいいと思うんです。
東京からだと、西に向かえば2日目に鹿児島の枕崎まで行くことはできます。
一方北となると、青森県の蟹田(その先の三厩(みんまや)までは2022年の災害で通行止めとなり復旧の目処が立っていません)までは盛岡から秋田を経由して行くことができますが、そこから先の北海道にはいけないんですよね。
盛岡から青森に行く東北本線は、新幹線の開業のため民間に移され、JRではなくなってしまったため、青春18切符がつかえないこと。
青函トンネルを抜ける路線も新幹線開業によって廃線となってしまったことが理由です。
飛行機で稚内に飛んで、そこから各駅列車で青春18切符で鹿児島の枕崎まで、な〜んて旅行してみたいんだけどなぁ(^^)
路線の取捨はどうしようもないけど、切符の設計はいくらでもできるはず(^^)
今あるフリー切符は使いにくいのと、お得感をあまり感じられないものばかり。
区間内は特急も乗り放題だったワイド周遊券みたいな切符がもうないんですよね。
おトクなきっぷがあれば、それを使って人も動きやすくなるし、そうすれば地方にも人が訪れて経済を動かすことも可能なんじゃないか、と。(だといいなぁ)
NHKアーカイブで廃線となった路線をまとめたページがあります。
ということで、おじさんの私はJR東日本の大人の休日倶楽部パス(これが昔のワイド周遊券のコンセプトを受け継いだ切符だと個人的に思ってる)を使って、来月旅にでるぞ〜。あ〜楽しみ(^^)