48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

ワクチン接種

2月から始まるお仕事に提出する入職向けの資料に、ウィルス感染リスク状況を報告する必要があることを先日お話しました。

 

いわゆる、「麻疹(はしか)」「風疹(ふうしん)」「水疱瘡(みずぼうそう)」「おたふく」という感染症に加えて、B型肝炎のリスクをみるHBs抗体、HBs抗原です。

 

自分の記憶では、

麻疹:経験あり → 抗体があるだろう

風疹:経験あり → 抗体があるだろう

水疱瘡:経験あり → 抗体があるだろう

おたふく:経験なし

 

B型肝炎:経験なし

 

でした。

 

1回の血液検査でこれらの数値が全部でてきます。

 

んで、先日結果がでてきました。

 

麻疹:抗体十分

風疹:抗体十分

水疱瘡:抗体十分

おたふく:抗体は十分とはいえない

HBs抗体:足りない

 

という結果でした。

 

おたふくについては、ある程度予想通りでしたが、HBsは心の準備ができていませんでした。

 

抗体が十分でない場合、ワクチン接種が必要となります。おたふくの場合は、1回ワクチンを打てばOK。

 

ところがB型肝炎については、1シリーズ(3回)ワクチンの接種が必要で、1回目と2回目の間は1ヶ月、2回目と3回目の間は1〜6ヶ月あける必要があり、3回目の接種のあとにまたHBsの検査を受診しなくてはなりません。

 

時間がかかるのも困ったものですが、もっと困ったのは費用。

 

検査、ワクチン、いずれも保険適用外、なんです。

 

検査は1回あたり13,000円くらい。

 

ワクチンは、約6,000円くらいかかります。

 

私は、おたふく向け1回とB型肝炎向け3回の合計4回ワクチンを接種するので、

 

検査2回:13,000x2=26,000円

ワクチン4回:6,000x4=24,000円

 

で今回の検査と対応で5万円かかることになってしまいました。。。

 

いや〜痛い出費。

 

 

 

そこまで費用を投じて損した気分か、と言われれば、あまりそういう感覚はなく、ウィルス疾患にかかるリスクが判明して手を打てたのでよかったと思っています。

 

ただ、これら予防にかかる費用が保険適用外、というのが、なんだかなぁ、という気持ちです。

 

昨今、医療保険制度が厳しい財務状況にある、とききます。

 

少子高齢化によって保険を負担する人が減って、保険を享受する人が増えているから、と報道されていますが、そもそも医療にかからないようにするための施策を打っていないからではないか、と勘ぐっちゃいます。

 

今の保険は、「発症した後」に対して適用する原則ですが、「発症する前」に適用して、疾患リスクをさげて、結果的に医療保険の出費を減らす方向に持っていく方が理にかなっている気がするんですよね。

 

以前アメリカに赴任していたとき、虫歯になって歯医者にかかると結構高額な費用を請求されるのですが、虫歯予防については費用がかからなかったんです。

 

自治体によってはワクチンの補助を出してくれる制度もありますが、いつでも誰でも享受できる制度、というわけではありません。

 

私の住民票が登録されている自治体では、「自体が発行する予防接種依頼書によって受診する方」と限定されており、私のケースは適用外です。

 

いやいや、必要なときに手軽にうけられるような制度にしようよ。

 

あれだけコロナウィルスのワクチン接種を行政が一丸になって進めてくるんだから、インフルエンザや他のワクチンも、「予防」という観点で無償でワクチンが接種できるような仕組みであってほしい、と思います。

 

医療保険制度の立て直しは、「予防」「健康」がキーワードだと思います。「発症後」の手当てだけではいつまでたっても改善しない気がします。