昨日のニュースでは、「裏金問題、自民党員の処分決定」と「大谷待望のホームラン1号」がニュースの中心でした。
「裏金問題、自民党員の処分決定」では、中枢にいた人物たちに離党勧告を含め厳しい処分が出され、対象となった党員たちがマスコミの取材に対し、それぞれコメントしている様子がメディアで流れているのを私も何度も目にしました。
これまでの衆院政治倫理審査会(通称:政倫審)での答弁をメディアを通じて見る限り、私個人としては「ここまで白々しい答弁をするのなら、極めて”黒”に近いんだろうな」という印象を持っています。
政治家にとって活動資金は生命線とも言える武器であり、人事権とともに政治活動の両輪であることから、”お金”がどう流れるのか、ということは、最大の関心事の一つのはず。
にもかかわらず派閥のトップにいる人物たちが「いつ(還流が再開したのか)決まったのかわからない」は、まあ納得することは難しい^^;;
どんなに白々しくても最後まで認めないことで、”確定”を免れようとすることは理解できないこともないのですが、自分たちが対象としている”顧客”であり、”票”を入れてくれる国民に「しょうがないな」と思わせるには材料が足りないと受け止めています。
まあ、そんな”裏金問題”における自民党内の処分は、いってみれば一組織内の話ですから、処分内容に外野が云々するのはそれもまた筋違いなので、内容について言及はしません。
ただ、処分をうけた党員たちの反応も、なんともいえずみっともない。
「処分の規準が不明確だ」
「俺だけでなく党のトップも責任とれ」
自分たちが自民党という政党のブランドをどれだけ毀損させているのか、全然自覚がないんだろうな、という印象を持たざるを得ません。
これ企業であれば、少なくとも私が勤めていた企業では、社則で「企業イメージを毀損する行動」は解雇事由として規定されていましたから、懲戒解雇、すなわち除名相当の騒ぎなんですよね。
それぐらいのことをやらかした組織の運営責任者であったという自覚がなく、「あ〜、こんな人達が政治のトップにいるのか」と思うと、気持ちが沈みます・・・
一部の党員は「甘んじて受けて再出発する」と表明する人もいました。せめてそれくらいの姿勢をみせてほしいなぁ。
一方で待望のホームランを放った大谷翔平選手。
「(これまでの不調は)メンタルの影響はあったのか?」という問いに
「メンタルのせいにはしたくない。それも含めて技術だと思っている。そこも含めて自分の実力だととらえている」と答えていたのが印象的でした。
「メンタル」を理由にすると、外部に要因をおいてしまう恐れがあり、それは自分の管理外になってしまうから、「技術」という自分の管理内に理由を帰着させることで、あくまでも自分ごとして捉えようとしている姿勢が伝わってきます。
自分に降りかかる困難を、自分の外に責任を求める政治家と、自分の内に求める野球界のスター。扱っている事象は異なるけれども、その姿勢は対照的に感じました。
こういう人たちが今の子供達のロールモデルになるんですよね。
人の振り見て我が振り直せ。
私自身の行動はどうだろう、と意識させられる対象的なニュースでした。
先日の夕食。今の自分にとって一番食べたいなと思う献立にしてみました。(^^)