父が亡くなったのが昨年の8月1日。相続手続き(相続税の納税まで)は亡くなった日(正確には「相続の手続きの必要性を知った日」)から10ヶ月以内に行わなければなりません。
ということは、我が家は6月1日が期限。気がついたらもう5月。
ということで、重い腰を上げてやっと手続きをしました。
遺産相続は主に
・相続する遺産内容の棚卸し
・遺産の分割方法の決定
・遺産の分割処理
(金融機関の解約、土地建物の名義変更、有価証券の名義変更なども含む)
・税務署に相続遺産内容を提出
・納税が必要な場合は納税
という流れで進めます。
我が家の相続については、このブログでも何度かふれてきました。
結論から言えば、額が納税を必要とする額に届かないため、納税の必要はありません。
なので、「納税の必要がないです」ということを税務署に申告します。
まず、国税庁のホームページの相続税の申告要否判定コーナーで「相続税の申告要否検討表」を作成します。
https://www.keisan.nta.go.jp/sozoku/yohihantei/top#bsctrl
こういった公共の手続きでMacは結構制約が多くて面倒です^^;;
上述のURLから手続きしようとすると、早速「ブラウザはSafari以外はだめ」ということを言われます^^;;
なので、URLをコピーして(私は普段Chromeを使っているので)Safariで立ち上げます。
入力については、入力指示が比較的丁寧なので資料さえあれば自分で入力ができます。
我が家は土地建物、有価証券、現金のみ(^^)
最後まで入力すると、「相続の要否検討表」というPDFのファイルを作成することができます。
次にこれをe-Taxで送信するのですが、ちょいとセッティングが面倒なことが判明^^;;
送信のやり方はこちらで確認できます。
https://www.keisan.nta.go.jp/oshirase/sozoku/yohihantei/e-Tax/soushintejun.html
申請しようと指定のURLにアクセスします。
私は
まず納税するためのe-Taxソフト(WEB版)をインストールしなければなりません。
こちらのページから「事前準備セットアップ」というところから必要なファイルをダウンロードして、インストールします。
そしてこのページの「利用開始する」をクリック。
早速ブラウザで怒られる(笑)SafariにURLをコピーして立ち上げると、今度はブラウザは△マークでクリアするが、環境チェックで「Safari機能拡張」が「X」で表示されます。
ここでインストールしたe-tax(WEB版)のセッティングについてガイドされます。
セッティングができたら、ようやく申請です(^^)
普段e-taxを使っていればそのログイン情報でログインができて、これまでの納税情報と自動的に紐づけされるので手続きが楽です。
このガイダンスに沿ってダウンロードしていたPDFを添付して送信。
その日の夜には、マイナポータルのお知らせに「受領通知」がきていました。
まあ、e-taxのソフトをインストールしたりセッティングしたり、マイナポータルのアプリを使ったり、少々面倒くさいことはありましたが、最終的には大きな労力を使わずに手続きを進められたと思います。
マイナンバーカードは個人情報の統合という意味では要になるポテンシャルは持っているものの、納税情報、収入情報、保険証、免許証など情報統合そのものに不安を覚える人も少なくなく、普及活動はなかなか大変なようです。
アメリカではSSN(Social Security Number)というものを個人ごとに持っていて、その番号がないと、銀行口座は開設できないし、運転免許証もとれないし、保険にも入れず、住人として生活ができない仕組みになっています。
そういうインフラがあるので、様々なビッグデータを活用できるインフラは進んでいる印象をもっています。
個人情報に根ざしたビッグデータの活用については、セキュリティ、プライバシーなどの観点で慎重な扱いが求められますが、より有効な社会インフラを形成している原動力の一つになりうるんだな、と最近感じるようになってきました。
ま、時間はかかりましたが、父が亡くなったことによる諸々の手続きがこれですべて完了です。早いもので、もう9ヶ月が経ち、あっという間に一年祭もしくは一周忌を迎えることになりそうです。