なんとも悲惨な状態ですが、船堀のシェアハウスで器物破損がありました。
金属でできた郵便受けの扉が見事に割れています。
これ素手で破壊したとしたら相当なパワーだと思われるくらい、まったく想定しなかった事態でした(^^;;
外部に設置してあるので外部の人による破壊の恐れもあるため、警察へ被害届を出すことにしました。
忘れ物の届けや受け取り、道を尋ねるときなど警察や交番に行くことはありましたが、被害届を出すのは初めてかも。
この日は毎週の清掃の日。
清掃が終わってから行くつもりでしたが、きっと長くなるだろうと思って先にいつものかつ屋で昼食を取り、それから交番へ。
事情を説明したら「では早速現場に行きましょう」ということで、手続きの開始です。
1 現場にて指紋採取と写真撮影
まず、現場の写真撮影。
どんな建物で近隣に何があるのか。
次に破損器物に付着している指紋採取。
指紋採取キットがあり、2種類の粉をまぶしてふわふわの毛玉のような道具につけて、粉を付着させます。
そして薄い粘着のある透明のシートに転写させるという作業です。
2 事情徴収
交番に戻って器物破損についての調書を作成するための聴き取りをされました。
被害者及び被害届を提出する人(法人)の連絡先や担当者の住所、電話番号、生年月日。
いつ事件が発覚し、住人への聴き取り状況などについてわかっていることを洗いざらい説明。
先程採取した指紋がついた透明のシートには1枚ずつ採取場所や採集者などが記録され、立会人である私もそこに記名しました。
「印」の箇所があったので、「あ、今日は印鑑もってきていないなぁ」なんて思ってたら、「こちらに指印をお願いします」と印鑑については一切触れずに指印を押すことに。
証拠物件では印鑑による捺印はまったく意味をなさないことが、ここで判明(^^)
今ちまたで賑わしている捺印削減運動を思い出す(^^)
この事情徴収をしながら、若手の警察官がノートパソコンに調書を打ち込んでいます。
原文は事情徴収している先輩の若手警察官。
所々で中堅どころと思われる警察官が文章をチェック。
これがなかなか時間のかかる作業でした。
3 指紋採取
証拠品から得られた指紋に私の指紋がついている可能性もあるので、(実際私も触っているし)私の指紋も採取することに。
これがまた大掛かり(笑)
1本の指の腹全体を指定した用紙に回転させるように転写させます。
これを10本の指全部。
それから手のひらと小指側の側面。
さらに親指と親指以外の4本で指の腹の部分だけという転写。
両手がインクで真っ黒になりました(笑)
交番に出頭して約3時間。
1つの調書を作成するのに私に付き添っていた警察官が3時間、調書をノートパソコンに入力していた若手警察官が2時間、中堅の警察官と他の若手の警察官が時々サポート、という具合に、警察の方々の大切なリソースを費やすことを知りました。
確かに「もう少し効率よくいかないの?」という声もあるとは思いますが、この記録が公の記録になるわけで、間違いがあって関係者が不当に迷惑を被ることを避けなければならない、という責任のことを考えると、理解できなくもない、という印象を持ちました。
我々みたいに「失敗したら別のやりかたでやりゃいい」なんていうことが通用しないですからね、そりゃ、安全に安全に対応するようになると思います。
警察の方々、ご苦労さまです。
この日は入居希望者の見学が予定されていたのですが、連絡なしのドタキャンでちょいと気分がイマイチでした(^^;;
約束の時間を1時間すぎても連絡がないので、どうしたのか問合せたところ「用事が終わらなかった」と。
しかもその用事はもともと約束の時間に設定されていて、どんなに早くてもその約束の時間の45分後でないと現場にこれない。
なんのための約束の時間なのか、さっぱり理解できず・・・
何か明確な理由があれば耳を傾けるつもりでしたが、それもなかったので、入居受付をお断りすることとしました。
本当は新規問合せが少ないこの時期に喉から手が出るほどほしい新規入居者だったんですが・・・
でもね〜、約束守れない人は契約やルールを遵守してもらえると思えないし、こちらからのお願いにも耳をかさないだろうし、それではシェアハウスが成り立たなくなっちゃうんでね。。。
6時間ぶっ続けで掃除をして、このドタキャンがあって、3時間の事情徴収。
いや〜ヘロヘロ(笑)
指紋採取されたので、これから何かあったら照合されて一発アウトだ(^^)