先日友人から「登山、ラン、トレッキングなどシューズをどう使い分けているのか?」とお問い合わせをいただきました。
靴の使い分けはその人の筋肉や技術にもよると思うので一概には言えませんが、「私の場合」ということでご紹介したいと思います。
私は靴は4足持っています。
- ランニンシューズ
- トレッキングシューズ
- 登山靴
- 革靴
はい、これだけです(笑)
実際これで十分成り立ってしまいます。
スーツを着ることがなくなり、ゴルフや冠婚葬祭からも遠のいていることから革靴は長期休暇モードです。
なので今はほとんど3足。
1. ランニング・ウォーキング
このときはランニングシューズを使用します。
ランニングシューズの良さは「軽さ」「クッション性」でしょうか。
ガチランナーの人は足腰をかなり鍛えているので「クッション性」よりも「軽さ」を重視して靴底が薄いものを選ぶ傾向もありますが、私のような一般ランナーの靴底はいいクッション性をもっていると思います。
課題は靴にもよりますが、1,000kmくらい走るとクッションがだいぶヘタれてきてしまうので交換が必要になってきます。
2. トレッキング、ハイキング
このときはトレッキングシューズを使用します。
トレッキングシューズもいろいろありますが、私が選んだ大きな理由は「丈夫さ」と「防水」です。
実はトレッキング用、というよりは「普段靴」として使っています。
近年ゲリラ豪雨が多く、突然大雨に出会って靴の中がぐちょぐちょなんていうことがよくあり、普段から防水の靴を履くようにしていました。
普段履くことができて、歩きやすく、防水、となると必然とトレッキングシューズになるんですね。
ただ低い山でも登山道を登るときは前日から天気がいい場合にしています。
というのも、前日雨が降ったり、当日も雨模様のときは登山道はかなりぬかるんでいて、水たまりも多いです。
靴からは水は防げるのですが、足首の隙間から水が侵入してくるんですね。
何度か経験して、ぬかるんだ登山道はちょっと厳しいな、というのが実感です。
舗装された道路や階段などを行くときはトレッキングシューズで十分ではないかと思います。
逆にランニングシューズで低山を登る人がいると思いますが、岩や木のような障害物に対する防御力が弱いため、初心者にはおすすめしません。
無意識でもぶつかったりすることがあり、薄いランニングシューズだと下手したら怪我する恐れがあるからです。
3. 登山、雨天時の山
本格的な登山や、低山でも雨天時は登山靴がいいですね。
トレッキングシューズとの大きな違いは足首を守っていることと、防水性がさらに高くなること、そして靴自体がかなり丈夫であること、です。
トレッキングシューズでもハイネックタイプはなくはないですが、機能性を考えると少数派かな。
岩や木がごろごろしているところでは、足が疲れてくるとなおさら足に力が入らなくなり、足首を捻りやすくします。
それを防ぐのがこの登山靴の特徴。
しっかり足首まで紐でかたく縛ることで足首の遊びをなくします。
足首まで覆っているため、ウエアのズボンが靴の外を覆うようになるため、足首から水が侵入するリスクも減ります。
靴自体はほぼ防水ですから、ぬかるみや水たまりでもまず大丈夫。
そして、つま先やかかとなどが固く、皮自体も厚いため、岩や木があたっても怪我をしにくい構造です。
その分靴は重いので歩く負担は増えます。
このように、
- 場所:平地か山か
- 足元:舗装されているまたは乾いているか、ぬかるんでいるか
- 障害物:岩や木などの障害物が多いか少ないか
- 歩く時間:長いか短いか
こういったところが判断基準になるかと思います。
ざっくり言えば
- 舗装された道路ならランニングシューズ
- 足元が荒れていない低山(1,000メートルくらい)ならトレッキングシューズ
- 登山、雨天時のハイキングなら登山靴
が私の選択基準になります。
ご参考になれば(^^)