48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

体力落ちたおじさんが1泊2日で登山するときの準備

今回槍ヶ岳に登ってみて実に自分の体力が落ちていることを痛感させられました^^;;ま、捻挫以来1ヶ月運動できなかったという言い訳がありますが・・・

 

久しぶりの登山だったり、山をよく知っているリーダーにもいろいろ教えてもらったりし、自分でも調べてみて、1泊2日レベルの登山を楽しむのであればこんな装備でどうだろう、という、一つのモデルをまとめてみました。

 

槍ヶ岳登山についての「準備編」でも触れていますが、今回は実際に登ってみて感じたことを反映させたいと思いました。

 

ちなみに、夏山で山小屋に宿泊するをイメージしております。

 

体力落ちたおじさんは、冬山とかテントとか無理しちゃいかん(笑)身体をいたわりましょう。

 

装備を考える上で、優先したいことは「できるだけ軽くする」ということ。

 

これは1泊2日の登山であれば数時間歩くことを2日やるわけなので、足にダメージが蓄積されていきます。少しでも軽く、という考え方をもっておくといいと思います。

 

装備の視点は大きく3つ。

  1. 服装
  2. 食料
  3. 道具

 

1 服装

先日もこのブログで掲載しましたが、こちらの記事がわかりやすく考え方や例を説明してくれています。

yamahack.com

 

ポイントは、「雨対策」と「温度調節」です。

 

雨対策、という視点ではレインウエアは「必須」です。山は天気が変わりやすく、何度も雨に降られたり晴れたりということがよくあります。

 

雨に濡れるとそれによって体温が奪われ体調を崩すことにつながりますので、できるだけ雨から身を守ることが大切です。

 

レインウエアは登山専用をおすすめ。防水、保温がしっかりしているからです。ケチらずしっかりしたものを買いましょう。

 

続いて「温度調節」。

 

登山・下山しているときに必要なウエアとして、先程の記事に書いてあるように「レイアリング」という考え方をベースに考えると、

・インナー:汗を吸ってすぐに乾く速乾性にすぐれたもの。登山専用、ランニングウエアなどがよい。

・保温:スエットが一般的ですが、私はウインドシェルが重宝しました。軽くて保温がきくのがいい。

・アウター:防水、保温を重視するためレインウエアでOKかと。

の3種が必要です。

 

行動しているときに寒く感じたり、暑く感じたりしたら、ためらわず服装を増やしたり減らしたりして調整するようにしましょう。

 

汗をかいてそれが冷えることをとにかく避けるようにしましょう。

 

上半身はこれでいいですが、下半身はどうしましょう。

 

CXWのようなスポーツタイツはおすすめです。やはり筋力が落ちてきますのでね、スポーツタイツを履くことでテーピングによる補助のような効果が期待できます。

 

スポーツタイツを履いていればパンツは短パンでも長いものでもどちらでもいいと思います。

 

もう一つは山小屋での服装。結構寒いです。山の上ですからね(^^)

 

私はUNIQLOのソフトダウンを持っていってます。軽くて温かいのでとっても便利。これはおすすめです。パンツは長くて軽いものがあればそれがいいですね。あと木の床であると冷たいことがあるので、室内用の靴下があったほうがいいです。

 

ということで服装としては

●持っていくもの

・レインウエア

・保温着(ウインドシェルなど)

・2日目のアンダーウエア(速乾性のいいタイプ)

・山小屋での服装(ソフトダウン、軽い長いパンツ、靴下)

●着ていく(身につけていく)もの

・速乾性の良いシャツ

・スポーツタイツ

・靴下

・パンツ

・登山用靴

・帽子

 

が最低限必要、というのが現在の私の感覚。

 

2 食料

通常の食事(朝食、昼食、夕食)主に3つのタイプに分かれるでしょうか。

  1. 現地で山の食事を作りたい
  2. 面倒だから現地で調達したい
  3. 現地調達は高くつくから少し安めに抑えたい

 

1だったら、コッヘルやバーナーなどを持っていく必要があります。それを荷物として換算しないとなりません。インスタントラーメンや自宅で仕込んだ料理をパックしてもっていき、思い思いの食事を楽しめるのが一番の魅力。

 

ただ高山では気圧の関係か、バーナーの着火スイッチが機能しないことがあります。CR式でないライターやマッチを持っていったほうがいいです。ちなみに私がもっていったバーナーは2800メートルあたりでは着火しませんでした。

 

一方懸念は荷物が重くなること。

 

2の場合、荷物が軽くなる魅力はあるものの、費用が高く付くことになります。山小屋で夕食は2,500円くらい、朝食も1,500円くらいかかります。

 

多少費用がかかってもいいと思えるのであれば、これが一番です(^^)

 

3は2だとちょっと高いから、ということで登山前にコンビニなどでおにぎりなどを調達しておくパターン。食事をするつどに荷物が軽くなっていきます(笑)比較的現実的路線。

 

夕食と朝食は山小屋で、道中の昼食はコンビニ系でというのもありですね。

 

食事でもう一つ考えなければならないのが「行動食」と「非常食」。私は先日の槍ヶ岳では行動食と非常食を兼ねて気持ち多めに持っていきましたが、半分残りました(^^)

 

これは帰りの下山をかなり急いだというのも背景にあります。

 

だいたい1時間〜1.5時間に1回プロテインバーや魚肉ソーセージ、バランス栄養食、アミノ酸などを摂取するイメージで行動食は考えていいかと思います。梅干しを干して作られた「梅干し純」は1箱もあれば十分だと思います。(1箱24粒)

 

それから水分。多くの登山路には水分補給ポイントがあり、山地図にその場所が掲載されています。500〜600ミリリットルサイズの軽いペットボトルが1つあるといいですね。

 

あとは嗜好品。私はトリップコーヒー、ウイスキーをもっていきました。コーヒーはフィルター付きでお湯を注ぐだけ。ウイスキーは小さなペットボトルに移し替えて。

 

アルファ米は、人によって好みが分かれると思いますので、実際に山に行く前に試食して気に入ったものを持っていくことをおすすめします。私は持っていったものはどれも好みではなかったのでちと残念。

 

ということで、

●山小屋で夜・朝食事をするなら、昼食はコンビニで調達。

●山小屋が素泊まりなら、コッヘルとバーナー、インスタントラーメン、フリーズドライまたは粉末のスープ、コンビニのおにぎりあたりが候補。

●行動食は往復15時間くらいとして、1.5時間x10回だから、バランス栄養食、魚肉ソーセージ、アミノ酸あたりを合わせて10回分くらい。それに非常食を3〜5回分くらい。

 

というのが私の感覚。

 

3 装備

今回便利だなと思ったもの。

●山専用ボトル:お湯が全然さめないので、バーナーなくてもお湯をポットにいれておけば途中でコーヒーやスープが飲めます。普段使いもできるのでこれはあったほうがいい。

●ストック(ポール、杖):足の筋肉への負担を軽減できます。

スマホ及び充電池

●ゴミ袋:山はゴミ箱はありません(^^)ゴミはすべて持ち帰ります。

●救急道具:頭痛薬、絆創膏、テーピング、湿布など。

●地図:私はヤマケイオンラインの地図をカラー印刷して、濡れないようにクリアファイルでカバーして持っていきました。

●バフ:リーダーたちが持っていました。マスク代わりにもなるし、手首にまいて汗取りに、濡らして首にまくと日焼け止めや暑さ対策にもなり、便利だなと思いました。

●グローブ:普段は不要ですが、雨が降ったときに手を体温低下から守るため私は防水タイプを持っていってます。

●ボトル:ペットボトルでもいいですし、ソフトボトルでもOK。

●腕時計:ペースをいつも確認できるように

●ザックカバー:ザックの中身が雨で濡らさないため

●ヘッドライト:山小屋で暗い場所で行動するときなどに

●チャック付きポリ袋:いつ雨が降ってもいいように持ち物はチャック付きポリ袋(ジップロックなど)にいれておくといいです。

●100円玉:山ではトイレにいくのにチップが必要です。100円であることが多いため、100円玉を多めに用意しておくとトイレにすぐにいけます。

●携行用シーツ:コロナ対策もあり山小屋でシーツを持参するよう求められることがあります。

 

 

今回いった槍ヶ岳には私は荷物が多すぎた感じがあります(^^)

35リットルのザックですが、40リットルくらいになっていそうです。

 

シェラフ、コッヘルなどがないだけでもだいぶ減らせそう。

 

ということで、ご参考情報まで。