48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

厄年じゃないはずだが

痛風の発作を起こした時に血液検査も同時にやってもらったのですが、痛風でないところに異常が見つかりました。

 

貧血です。

 

鉄分サプリを服用していながら赤血球、ヘマトクリット、血色素いずれも下限を大きく下回っていて、痛風を診てくれてる友人が「体内で出血してるところがあるんじゃないか」と訊いてきた。

 

消化器系の医者にやはり高校の同級生がいるので、彼に相談してみたら

まず体内で出血してる可能性を確認する

異常がなければ血液内科で診察する

という手順をふもうということになりました。

 

体内の検査は基本2種類。

内視鏡で直接検査

CTスキャン内視鏡で見れない臓器を検査

 

内視鏡で見れるのは、胃、十二指腸、大腸。いずれも昨年秋にカメラで確認済みだが、念のために胃カメラ検査を受診。異常なし(^^)

 

次にCT検査。

 

弁当屋のバイトを早退させていただき、病院へ直行。手続き終えていざ検査室へ。

 

CTスキャンのポジション確認が終わって、さあ本番・・・というところで悲劇が・・・

 

CTスキャンは胸から骨盤まで幅広く撮影するため造影剤を投与します。

 

撮影直前に腕に差し込んであった点滴チューブから造影剤を投入。

 

「体が少し暑くなりますよ」という看護師さんの通り、体が段々と熱くなってくるのだが、随分と刺激が強く感じる。

 

そして、くしゃみが頻発。

 

CTスキャンは撮影時に息を止めなければなりません。くしゃみが出つつも、なんとか息を止められた気がする。

 

終わった後気分がすぐれないので「ちょっと気分が悪い」と伝えると看護師が手を取ってくれてゆっくりと歩き出しました。

 

次の記憶は私の周りで大勢の人たちが声を掛け合っているところ。

 

どうも自分は横たわってるらしい。

 

看護師さんたちと思われる人たちの色々な声が自分の周りで飛び交っています。

 

でも目はあかず声もたくさんしているのだが何かしら少し遠く感じる。

 

すると身体が看護師さんたちに持ち上げられてストレッチャーに乗せられました。

 

ふと目を開けたら、「あ、目が空いた」という声。

 

どうも意識を失って倒れたらしい。

 

造影剤の投与によってアナフィキラシーを起こし血圧が一気に下がったんだとか。

 

目が覚めても意識が濁ってる感じで、身体中に注射したり点滴注入したり、心電図取ったり血圧測定したり、ついには鼻から酸素が供給。

 

ぱっと見はかなりの重症患者だっただろう。

 

途中吐き気があったり、呼吸が辛くなったりしたけど徐々に回復。

 

お医者さんや看護師さんたちが懸命に処置をしてくれたおかげで一命とりとめました。

 

いざ、というときの迅速かつ的確な処置ができる病因はありがたい。

 

アナフィキラシーが再発するリスクもあるため、一応経過観察のため1日入院することなりました。

 

今回の一連の検査を仕切ってくれてる同級生も忙しい合間をぬって様子を見にきてくれました。

 

意識も正常になり具合も落ち着いたのでストレッチャーのまま用意してくれた病床へ移動。

 

この時にずっとそばにいてくれた看護師の方がずっと声をかけてくださり、親身にケアをしてくれました。しかもスマホの充電器がないことを相談したらご自身のスペアを貸していただきました。

 

ありがたかったです。

 

 

 

さて、自分の記憶では、意識を失ったのは生まれて初めかもしれません。それにしてもまさか造影剤でアナフィキラシーとは想像もしてませんでした。

 

それにしても今年はどういうことだ。

 

コロナに罹り、痛風の発作を起こし、アナフィキラシーで意識失う。

 

厄年じゃないだろうに・・・

 

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久しぶりに食べた病院食。

 

味薄めでシンプルだけど、優しい味に感じました。栄養士さんが色々考えてメニュー考えてくれてると思うと、ありがたい。

 

夜は点滴、酸素チューブ、SoP2&心電図モニター装置を身体に装着して寝ました。

 

4時間ごとに血圧、体温測定があるため起きないといけなかったことと、万が一のためトイレも付き添いを必要とすることがちょっと大変でしたが、7時過ぎには睡魔に襲われて寝ていました(^^)

 

無事予定通り退院できたのでご安心ください。