仙台に行く2つ目の目的、それは「恩師との再会」です。
小学校5年生のときの担任の先生で、この担任を最後に出身地である宮城県に戻られ、以来年賀状のやり取りが続いていました。
大学生のときに一度お会いしたときは、先生と飲みにいって食べすぎてお腹を下したという失態を演じました^^;;
仙台で勤務していたときにいくらでもチャンスがあったのに、なぜか足がむかず、会社をやめて東京に戻ってきてしまい、何度か仙台を訪れていはいたものの、毎回予定ぎっしりでお伺いすることがかないませんでした。
前日のMさんとの飲み会の日程が決まったとき、翌日の昼間をどうしようかと思案していたら、「そうか、先生にお会いできるかもしれない」とふと頭をよぎったんです。
4年前に奥様が亡くなられ、先生も決して若くはないご年齢でいらっしゃいますので、こういうときにこそご挨拶しにいかないと、と。
ただ電話番号もメールアドレスも知らないので、年賀状同様手紙でご都合をお伺い。
最近は手紙を書く、という機会がないのでハガキにかく文字バランスがイマイチ(笑)
最後に自分の電話番号とメールアドレスを書いて、ポストへ投函。
すると数日後見知らぬ番号から電話がかかってきていました。
父がなくしたipadを見つけた人が連絡をくれたのかと思い、折返し電話してみると「お〜、はっしーですか。〇〇小学校のXXXです」と、なんと先生が電話先にいらっしゃるではないですか。
35年ぶりに聞くそのお声はしっかり張りがあってお元気そのもの。
ご都合を伺った日の夜は私の予定があるので、お昼をご一緒しましょう、ということになりました。
仙台駅のステンドグラスの前で待ち合わせ、ということで現地に赴きますが、ご高齢になられ、なおかつマスクをしているであろう先生がわかるだろうか、とちょっと不安な気持ちを持ちながらステンドグラスの前に着いて、昔の印象であるメガネをかけてちょっと恰幅のいい男性を探し見ると、それっぽい人がいたので近づいてみたら「お、はっしーか」とその方から声をかけてくれ、先生と判明(^^)
すっかり白髪になられて、背丈も自分のもっていた印象より小柄で、以前と変わらない恰幅でした(笑)。
しばし久しぶりの再会をお互い懐かしみながらのご挨拶。
その足で先生が手配してくれたお店へ向かいます。
先生からは「あれ、今いくつだっけ?56?ほんとかよ!ぜんぜん見えないなぁ」とてんぽいい声がポンポン飛び出してきて、とてもお達者でいらっしゃることがよくわかりました(^^)
連れてきていただいたお店がこちら。
ほぼ全室個室で、女将さんがお出迎えしてくれるという、ちょっとハイレベルな感じのお店。
先生のお知り合いがこちらのお店と系列店の代表をされていらっしゃるそうで、そのお知り合いの方がお店にいるかな、と先生がお訊きになったのですが、残念ながらご不在、とのこと。
昼間からビールを頼んでしばし、昔の話に花を咲かせます。
こちらはいただいたお食事。
小学校の卒業アルバムを持ってきていたので、先生が担任をされた翌年ではありますが、当時の写真をみて「今この人とこの人とたまに会ったりしているんですよ」とか、「あー、△△△先生いらっしゃったねー。」と懐かしそうにそのアルバムをご覧になっていました。
最近たまにあう小学校の同窓生とあうので最近の写真もおみせしたり。
もちろん昔話だけでなく今のご活動についてもお話を伺えました。
先生は学校の教員はすでに引退されているのですが、地域で不登校の子どもたちをケアする活動をしていらっしゃるそうです。
こちらのホームページ、先生がご自身で更新をしているんだとか。
「子どもたちはエネルギーがあるし、たくさんの可能性があるし、なんといっても屈託なく笑う声がいい」と先生。
だからこそ、不登校担ってしまった子どもたちと丁寧に向き合って少しずつ自立していけるようにサポートをしているんだそうです。
私も近況をご報告。痛風のことも、ランニングのことも、離婚したことも、いろいろとご報告させていただきました(^^)
先生がすごいのは、記憶力と理解力が落ちていないこと。
私なんかかなり劣化しているのに・・・
ほどなくして、不在だと言われていたお店の代表をしているお知り合いの方が、サプライズ来訪(^^)
先生もしばらくお会いしていなかったらしく、3人での座談会に(^^)
このお知り合いの方、現代の名工にも選ばれていてとある業界のドンみたいな人(^^)
幅広い人脈をお持ちなので、裏話的なトリビアが盛りだくさん。
お話をきいているだけで楽しかったです。
結局話しが盛り上がりすぎて11時半の開店時間に入ったのですが、閉店時間すぎて16時になっていました(^^)
最後に記念写真。
先生のお達者なご様子をうかがって、こちらも元気をいただきました(^^)
息子さんが今都内でお仕事をされているということで、今度は東京で会えるといいな、とおっしゃっていただきました。
もちろん、楽しみです。