先週も登場しましたNHKの「あしたが変わるトリセツショー」で前回のテーマもちょいとした気づきがあったのでこちらでご紹介します。
詳細はこちらのページでご覧いただけます。
この番組の面白いところの一つが、「トリセツをダウンロードできる」こと(^^)
PDFで概要が写真、イラストもついて説明されている、文字通りの「トリセツ」です。
さてさて、今回のテーマは「頭痛」。
私は幸いにも普段は頭痛がなく、ごくまれに自覚症状がでるくらいです。
今回のポイントはこんな感じ。
・頭痛は大きく「緊張型」と「偏頭痛型」に大別される
・日本人は頭痛を放置しがち
・鎮痛薬の過剰摂取が悪化させている恐れアリ
・頭痛専門医での診療のすすめ
・周りの理解
頭痛は大きく「緊張型」と「偏頭痛型」に大別される
「緊張型」は肩こりなど筋肉(筋膜)の張りなどで血行が悪化し引き起こされる頭痛のこと。ストレッチや筋膜リリースといった対応で軽減が期待されます。
一方「偏頭痛型」がなかなかやっかい。原因は多肢に渡ります。
日本人は頭痛を放置しがち
(画像:NHK「あしたが変わるトリセツショー」のホームページより引用)
この図で明らかなように、日本人は頭痛という自覚症状があっても受診しない傾向が強いようですね。
製薬会社がとったあるアンケートでは「頭痛への対処方法」として1位にランクされたのが「我慢する」だったそうです^^;;
頭痛が怖いのは、「命の危険が伴う恐れがある」こと。
知られているのが「クモ膜下出血」。突然倒れてそのまま亡くなられることがよくあります。ビジネススクールの学友もこれで亡くなりましたし、数年前はプロ野球のコーチがグラウンドで練習中に突然倒れて数日後に亡くなっています。元globeのKEIKOさんもこの病気で長い期間療養を強いられました。
頭痛、あなどりがたし、です。
鎮痛薬の過剰摂取が悪化させている恐れアリ
この番組で初めて知った言葉「MOH」。
月に10日以上(薬の種類によっては15日以上)薬を服用していると、逆に頭痛が悪化する「薬剤の使用過多による頭痛(通称MOH)」になる可能性が
(斜め文:NHK「あしたが変わるトリセツショー」のホームページより抜粋)
あるそうです。
メカニズムとしては、頭痛薬の過剰摂取で痛みを感じる神経が過敏になり、わずかな痛み成分の分泌でも痛いと反応してしまうもの。
「月に10日以上」「週に2日以上」頭痛薬を恒常的に使用されている方は、頭痛薬をやめるだけでその頭痛が軽減する可能性があります。
頭痛専門医での診療のすすめ
どう対処するか、ということですが、頭痛専門医がいてカウンセリングを通じて原因をさぐって対処方法を見つけていく、を紹介していました。
市販薬とは異なり、専用の薬を調合してくれること、原因究明と通じて生活習慣の改善が図られることなどが期待するメリット。
周りの理解
周囲に頭痛で苦しんでいる人がいたら、「頭痛くらい」と突き放すのではなく、病気と同じように接したり寄り添ったりしてあげる、という理解をすることも大切と。
薬の過剰摂取によるMOHという症状は知りませんでした。頭痛に悩まされている方をよくお見かけするので、なにかこの情報が少しでも役に立てればいいな、と思います。