48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

読了「ビジネスで一番、大切なこと」

MBAシェアハウスをオープンした後に

ビジネススクールの学友が「もう使わないから」と寄贈したもらった書籍の一つ。

学友がくれた書籍はスクールの課題図書も多くあったのですが

学友自身が興味をもって読んだものも含まれていて

それらは私にとっては新しい出会いでもあります。

明日に控えた読書会の課題図書はあっさり読み終わったので

この書庫から1冊選んだのがこれ。

HBSで教鞭をとっているヤンミ・ムン氏の著書で

最初を読むとどうもマーケティング的な本なのかと思いきや

読んでみると実は「どう生きたいか」という問いかけをされている気になってきた不思議な本です(^^)

マーケティング、ときいてうける印象は、

・世の中のトレンドを察知し

・市場調査を通じニーズを把握し

・そのニーズに応えるサービスを作り上げ

・計画から導入まで携わる

といったものでした。

この本から気付かされたことの1つは

「競争に入ると差別化といいながら同質化が進んで事業成長が止まる」

というもの。

何か新しいものが生まれたとします。

最初は数種類しかなかったものが、

いろいろな企業が参入してきてどんどん種類が増えていきます。

それらの企業は「他と違うものを」と

色が違ったり、機能が違ったり、匂いや味が違ったり、安かったり、

と様々な商品、サービスを提供してきます。

そうして数種類だった商品は何百種類にも膨れ上がります。

こうなると実は消費者は

商品1つ1つを比べたりしなくなってしまいます。

あまりにも種類が多くて自分で選ぶことを放棄しちゃうんです。

例えばシャンプー。

昔ならメリットがいいとかブランド名があがっていましたが

今となってはLuxだろうが、ダヴだろうが、どんな違いがあるかわからないので

結局「シャンプー」というカテゴリーでしか認識しなくなってしまう。

面白い例がありました。

「この間ハイアットみたいなホテルに泊まったんだ」

ハイアット「みたいな」?

どこも同じようなホテルサービスだからブランド認知が下がってしまっているんです。

こうなると結局ごまかしのイメージか安さだけで消費者は選んでしまうことになります。

この本では

・「競争する」のではなく「どう在りたいか」を問いかける

というスタンスがイノベーションを起こす原動力の一つと紹介してくれています。

ハーレダビッドソン、ダブ、ソニーAIBO、グーグル、アップルなどなど。。。

そしてイノベーションを起こす種となるアイデア

実に簡単に潰されるとも。

なぜなら否定できる材料が多いから。

ブレーンストーミングでよく設定されるルールの一つが

「相手の意見を否定しないこと」

というのがあります。

突拍子もない意見は簡単に否定できます。

現実味がないから(^^)

でもその突拍子もない事を一度ひたすら肯定し続けてみると

ある可能性が見えてくることがあります。

これが種から芽が出ようとしているところです。

(まだ出ていません)

これって生き方として「自分を人と比較しない」ということと共通点があるなぁ、と。

自分が自分らしくあるということは

自分がどう在りたいかが起点であるんですね。

人と比較して競争に勝つ(頭がいいとか、早くできるとか)こととは

競争相手と自分が同質化していることと同じで

同質化した世界の中で高いところにいて喜んでいるのか

低いところにいて愕然としているのか

そんなことと同じな気がします。

競争社会が「是」とされてきたここ数十年。

もちろん生きるプロセスの中で無視できない世界でもあります。

人と関わる社会の中で生きていく限り

何かしら競争社会とも関わらざるをえないと思います。

でも1回しかない人生の生き方として

それだけでない選択肢だってあってもいいのかな。

独立してから極力「競争」という世界から離れようとしているので

今回読んだ本はとても興味深く、共感する点が多いな、と感じました。

単なるマーケティングの本ではないです。

それと同時にこの著者がとても謙虚に物事と対峙する姿勢をもっていらっしゃるのかな、

と勝手なイメージをもちました(^^)

そう思えることでも、気分はいいものです(^^)

写真は夜ランのときの皇居周辺の夜桜。

ま〜人、人、人。

走りにくいこと、この上なかったです(笑)

今年はちょっと遅めの春ですね。

20170405_1.jpg