このブログの履歴によると、2017年の12月、Netflixを申し込んで早速観たのがこの映画だったようです。
先日BSで放映されて録画してあったので、久しぶりに観ました。
1時間半と映画としては比較的短く、英語のヒアリングのトレーニングとしてはいいかな、と思いまして(^^)
2009年、USエアラインズ1549便がエンジン故障でハドソン川に不時着したけど犠牲者が1人もでなかったという奇跡のような出来事を2016年にクリント・イーストウッドが映画化したものです。
原題は"Sully"。
トム・ハンクス演じる主人公サレンバーグ機長の愛称です。
ニューヨークのラガーディア空港を飛び立ったUSエアラインズの1549便は、バードアタック(飛行中の飛行機に鳥の群れがぶつかってくる)で両方のエンジンが機能喪失してしまいます。
サレンバーグ機長及び副機長はラガーディア空港に戻ろうとしますが、あまりにも低空で発生したため間に合わないと察知したサレンバーグ機長はハドソン川に着水することを判断します。
飛行機は無事着水し犠牲者が1人も出ず、サレンバーグ機長はまたたく間に全米のヒーローとなりました。
ところが事故調査委員によるシュミレーションでは、空港に引き返せたはずという結果が出て、サレンバーグ機長の判断に疑惑の目が向けられます。
本来ヒーローだったはずの機長が被告人のような扱いを受けながら真実が解明されていくというあらすじです。
Wikipediaによると、実際は事故調査委員会でこのような扱いはしておらず、サレンバーグ機長は全米でヒーローとして扱われていたそうです。
映画のための脚色ということですが、あくまでも映画はフィクションでいいので、それはそれで(^^)
ストーリーは脚色がありますが、クリント・イーストウッドはかなりリアリティにこだわっていたようです。
まず登場人物が実際の人物にかなり似ていること。
サレンバーグ機長を演じたトム・ハンクス
(画像:Youtubeから引用)
すっかり白髪が似合う人になってしまいました(^^)
実際のサレンバーグ機長はこちら。
(画像:Youtubeから引用)
なんとなく似てません?(^^)
副操縦士ジェフ・スカイルズを演じたアーロン・エッカート。
(画像:Youtubeから引用)
実際のジェフ・スカイルズはこちら。
(画像:Youtubeから引用)
やはり似ている・・・
客室乗務員シーラ・デイル演じたジェーン・ガバード。
(画像:Youtubeから引用)
実際のシーラ・デイルはこちら。
(画像:Youtubeから引用)
雰囲気そっくり!
(画像:Amazon Primeから引用)
実際のドリーン・ウェルシュはこちら。
(画像:Youtubeから引用)
客室乗務員ドナ・デントを演じたアン・キューザック。
(画像:Amazon Primeから引用)
実際のドナ・デントはこちら。
(画像:Youtubeから引用)
雰囲気は似ていると思います(^^)
ここにサレンバーグ機長へのインタビューがありますが、インタビュアーは映画でも本人役で登場したケイティ・クーリックです(^^)
また1549便の救助に向かうフェリーの船長は実際に救助に向かった船長本人が出演していたそうです。
こちらはハドソン川に着水して救助が行われた実際の映像です。
飛行機が着水する前に、サレンバーグ機長が「Brace for impact(衝撃に備えよ)」と機内放送をすると、客室乗務員は「Brace, brace, brace, heads down, stay down(構えて、構えて、構えて、頭を下げて、立たないで)」と連呼していました。
("heads down"としましたが"heads"か"head"かはわかりませんでした(^^;;)
braceは「(不快、困難に)備える」 という意味をもっているようで、こういった緊急時に使われる言葉なんですね。
stay downは「しゃがんだままでいる」という意味で、句動詞なので、発音はdownの方が強くなります。
肝心のヒアリング、ですが、まだまだ・・・
BS放送は字幕込で録画されてしまっているため、字幕を消すことができないのですが、字幕から目をそらしたほうが音に集中して聴き取れる部分が多くなりますね。
同じようにBSで再放送されているドラマ「刑事コロンボ」は吹替とオリジナルの音声と両方聴くことができて、日本語字幕をオンオフできます。
なぜか英語字幕がでてこない(笑)
なお、2020年8月15日時点ではAmazon Primeでハドソン川の奇跡(字幕版)は無料視聴ができます。