48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

Do you mind if I sit here?

コロナ感染者数が再び増加し始め、予断を許さない状況になりつつあります。

 

今回のコロナの影響でオンラインによる活動が一気に増えました。

 

私が携わっている英語セミナーもその一つ。

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オンラインでご自宅にいらっしゃる講師の方々と一緒に進めていくので、内容や段取りを確認するために事前確認会議をやはりオンラインでやるようになりました。

 

以前は平日の英語耳をひらこうセミナーは受講生として参加していたこと、土曜英語セミナーは私自身の都合もあって参加が叶わなかったこともあり、講師の方々とこのようなお話を一緒にさせてもらうことは、私にとって新しい体験でもあります。

 

この事前打ち合わせに参加させていただいて、講師の方々がどういう意図でプログラムを提供されているか、どういう狙いで例文や例題を用意されているのかというお話を伺うことができるようになりました。

 

これがまた私にとって、と〜ってもありがたい学びの時間になっています(^^)

 

先日の英語耳をひらこうセミナーで出ていた例文:

 

Do you mind if I sit here?

 

直訳すると、「私がここに座ることをあなたは気にされますか?」となり、日本語として解釈をすると、

 

ここに座っていいですか?

 

となります。

 

ま、大抵の場合は

 

いいですよ

 

と答えるので日本人はこういう時に

 

Yes!

 

と答えてしまう人が少なくない(^^)

 

かつての私もそうでした。

 

でも正解は

 

No, I don't

 

なんですね。

 

ちゃんと返事を書くならば

 

No, I don't mind you sit here.

 

となります。

 

英語の文では”I sit here”を”mind"しますか、と訊いているので、"mind"しない、すなわち「座ってもよい」ならば、"No"となるんですね。

 

日本語では「いいですよ」という意味を伝えるのに、英語では"No"と答えるところに、英語学習のちょっとした壁がでることがあります。

 

これ、知識として理解することはそんなに難しくないんですが、実際の会話で反応するのは意外とたやすくない(^^)

 

なぜかというと、英文を一度日本語を介して理解しようとするので、日本語をベースにした対応になってしまうからなんです。

 

Do you mind if I sit here? → ここに座っていいですか? → いいですよ → Yes、じゃなかったNoだった

 

みたいな流れ。

 

Do you mind if I sit here?で

 

日本語だとif I sit hereが質問内容と受け止めるので、if I sit here に対してYesかNoという返事になる

 

のに対し、

 

英語ではDo you mindが質問内容なので、mindに対してYesかNoという返事になる

 

という日本語と英語の違いがここに現れているんですね。

 

だから日本語に訳すと英語で反応しにくくなっちゃうんです。

 

講師の方々が口癖のように「情景と英語を直接結びつけるように」と指導してくれていますが、事前打合せで「日本語の概念を取り外したいんだ」とおっしゃっていて、まさにこの例文がその意図を表しているんだ、ととても腹落ちしました。

 

講師との個人レッスンでこの話になった時、

 

英語圏の人は英語を理解する時に日本語なんか使っていないだろ?彼らは英語を”英語”で理解しているんだから、我々も英語を”英語”で理解すればいいんだよ」

 

と教えていただきました(^^)

 

でも簡単には身につかないなぁ、なんていう話をすると

 

「英語を使っている人の真似をして何回も繰り返せばいいんだよ。新しいことを作ったりやったりする必要は全然ない。言葉はすでにあるものを真似して使っているだけなんだから」

 

と諭してくれます。

 

これで私はやっと「英語はトレーニングだ」と思えるようになりました。

 

あるレベルに達するのに1万時間かけろ、とよく聞きます。

 

私もそれを一つの指標にして英語に携わる時間を、1日3時間→1年で1,000時間→10年で1万時間という目安を設定しました。

 

でも英語圏の人たちは24時間365日英語に携わっているので、1年と2ヶ月で1万時間に達してしまうんです。

 

まあ1日8時間睡眠にとっているとして差し引いても、1年と9ヶ月で1万時間到達です。

 

3歳の子供に至っては1万7千時間です。

 

私の英語にかける時間からすれば敵うわけがない(笑)

 

しかも彼らは毎日16時間積み重ねていくわけで、1日3時間携わったとしてもその差はどんどん拡がるわけです。

 

なのでネイティブになろうなんて考えないほうがいい(笑)

 

ネイティブにはなれないけど、ネイティブの言っていることがわかって意思疎通ができるようになることは可能、と思えるようになりました。

 

 

 

 

このようにオンラインでのコミュニケーションになったことをきっかけに、新しい知見に触れることになり、これまでの自分の知見と経験と融合することで、やっと英語に対する姿勢が持てるようになったかも、と感じます。

 

50代半ばにきてやっとここにこれたか(^^)

 

硬い脳みそとの戦いはまだまだ続きます(笑)