コロナの感染拡大によりいろいろな事業が影響を受けていますが、シェアハウス事業もその一つかもしれません。
シェアハウス事業への影響があるとすると
- 退去者が増える
- 入居者が減る
- 家賃が回収できない
に大きく分けられます。
弊社の運営でいうと、2「入居者が減る」に一番大きな影響がでています。
1「退去者が増える」については間接的なコロナの影響も含めると若干いました。
- 他人と相部屋でいることは難しい
- 仕事がなくったので帰国しなくてはならなくなった
が理由です。
3「家賃が回収できない」は幸いにも皆さんにご協力のおかげでおきておりません(^^)
ありがたいことです。
一番大きな2「入居者が減る」の原因はいろいろ考えられます。
弊社日本語学校の学生を受け入れている船堀では、日本への入国ができなくなったことで新入生が入らないことが理由であるのは明確です。
日本語学校では4月、7月、10月、1月に入学時期があり、そのタイミングでいつも問合せはいただいていました。
そんな中で入居者からの紹介、知人からの紹介、出戻り(笑)などこれまでの培っていたコミュニケーションによって一部を回復できていることは大きいです。
先日もブログで申し上げましたが貸主からもこの点をご評価いただいているようです。
一方、空室がでればすぐに問合せがきていたランニングシェアハウスは5月に空室募集を再開して以来ほとんど問合せがきません。
先日お一人内覧までしていただきましたが、他にいい条件がみつかったためかその後連絡なし。
ここでは「(コロナ感染の恐れがある)共同生活に対する不安」というものが表れているな、と受けて止めています。
他の要因はどうでしょう。。。
- コロナで仕事が激減して家賃負担がきつくなったので引っ越しができない
- 他の物件が家賃を下げてこちらの競争力がさがっている
- 魅力ある物件が近隣で立ち上がっている
こんなところでしょうか。
どれも可能性はあり、逆に「これ」という明確な理由を1つに絞り込むことは困難かもしれません。
「他の物件は気にしないで自分独自でいいと思えるサービスの提供を続ける」というスタンスをとっていたので、近隣物件とは全然気にしていなかったのですが(笑)さすがにこういう状況でもあるので、サイトで近隣状況を調べてみました。
船堀
ざっくり本物件を中心に9kmx4km四方で18件の物件がありました。
(実際はサイトに乗っていない物件もあるのでもっと多い)
うち満室稼働は3物件。
8割以上が空室をもっているということになります。
それにしても物件増えましたね〜。
2015年段階ではこんなに物件がなく、査定するときの比較物件を探すのに苦労したのが懐かしいくらい(^^)
価格的にもそんなに遜色はない感じです。
魅力については利用者それぞれというところもあるので、物件ごとに魅力があり、なんともいえないかな(^^)
押上
ざっくり本物件を中心に9kmx4km四方で12件の物件がありました。
(実際はサイトに乗っていない物件もあるのでもっと多い)
うち満室物件は1件。
ほとんどが空室をもっていることになります。
こちらも新しい物件が増えた気がします。
価格帯は遜色ないどころかむしろ優位性があるくらいのポジションです。
ざっと観た感じでは特別すごい魅力がある物件がある、という印象はありませんでした。
市ヶ谷
ざっくり本物件を中心に9kmx4km四方で14件の物件がありました。
(実際はサイトに乗っていない物件もあるのでもっと多い)
うち満室物件はなんとMBAシェアハウス1件のみ!
大健闘!(^^)
新しい物件が増えていますね。
コロナによる一時的なものか、供給過多による需給バランスの変化なのか、それは来年になってみないとわからないです。
極小規模の私にはビッグデータを扱う余力も資金もないので、自分の持っている情報網と経験が便り。
「住みたいな」と思うところにはきっと来てくれると思っているので、世の中が右肩上がりだろうが、斜陽だろうが、市場の動きはある意味自分の行動への影響はそれほど大きくないです。
これは極小企業の強みですね。
ある一定の規模になると市場からの影響をもろにうけるから、市場動向に敏感にならざるを得ず、そのためにリソース(人材、資金、設備など)を割かなければなりません。
事態が動かないときは考える時期。
あれこれ妄想交えながら考察していこうと思います。