書評・論評・映画評・学び
毎回録画して時間があるときに視聴している番組の一つ「フロンティア」。 先日興味深いテーマが取り上げられていました。 「地磁気と生命」 www.nhk.jp 渡り鳥はどうして迷うことなく長い距離を移動できるのだろう。 鮭はどうして生まれた川に戻ってこれるの…
先日NHKプラスでふと目についたタイトル。 www.nhk.jp 2022年、3人の物理学者がノーベル賞を受賞しました。 アラン・アスペ氏、ジョン・クラウザー氏、アントン・ツァイリンガー氏の3氏です。 彼らの研究テーマが「量子のもつれ」。 正確に言うと「量子もつ…
絶滅危惧個人商店 (ちくま文庫 い-52-4) 作者:井上 理津子 筑摩書房 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 著者はノンフィクション作家の井上理津子氏。 私は著者の作品は初めてです。 どんな概要なのか、いつものようにChatGPTさんに要約をまとめてもら…
華栄の丘 (文春文庫) 作者:宮城谷昌光 文藝春秋 Amazon 今回の課題図書はこちら。久しぶりに小説です。 ChatGPTの練習を兼ねて、本書の概要を簡単にまとめてもらいました(^^) 『華栄の丘』は、春秋時代の宋という小国を舞台に、名宰相・華元の生涯を描いた歴…
訂正する力 (朝日新書) 作者:東 浩紀 朝日新聞出版 Amazon 今回の課題図書はこちら。 著者の東氏は批評家及び哲学者として活躍されている方です。 哲学的な視点をベースに今後人々が共に幸せに暮らしていくために「訂正する力」が必要ではないですか、という…
わたしは愛される実験をはじめた。 作者:浅田 悠介 KADOKAWA Amazon 今回の課題図書はこちら。これまで読んできた本とはだいぶ趣の異なる本です。 一言でいえば「恋愛指南書」でしょうか。しかも女性向け(^^) 主宰&選書の友人が今後の婚活に活かしたいと思…
三陸海岸大津波 (文春文庫) 作者:吉村 昭 文藝春秋 Amazon 正月休みに伴う実家との往復と、実家の入浴中に読んだ本がこちら。 吉村昭作品ですが、これは”小説”というより”記録”としての性格が強い作品です。 三陸海岸を襲った明治29年、昭和8年の地震による…
羆嵐(新潮文庫) 作者:吉村昭 新潮社 Amazon 吉村昭作品、今回読んだ本はこちら。 1915年(大正4年)北海道西北部の北海道苫前郡苫前村三毛別(現在の苫前町三渓)六線沢で発生した、ヒグマによる殺傷事件を小説にしたものです。 雪積もる12月にヒグマが小…
サーキット・スイッチャー (ハヤカワ文庫JA) 作者:安野 貴博 早川書房 Amazon 今年最後の読書会の課題図書はこちら。 都知事選挙で注目された安野貴博氏著作の、近未来を舞台にした小説です。 完全自動運転が実現された近未来で起こった誘拐事件が舞台となの…
漂流(新潮文庫) 作者:吉村昭 新潮社 Amazon 今回読んだのは吉村昭著作の「漂流」です。 舞台は天明5年(1785年)、土佐(今の高知県)の水主、長平が春を売る酌婦と一晩過ごした舟宿の朝から始まります。 土佐では、嫁にしたい女性を友人らの手を借りて誘拐し…
ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか (NHK出版新書) 作者:冨山 和彦 NHK出版 Amazon 今回の読書会はこちら。 発売してすぐはAmazonでも入庫待ちになるなど、すでにベストセラー的な様相あり。 先日読書会で扱った、「働き手不足1100万人…
moshi-toku.toho.co.jp ここ数年は、映画といえば英語が主の洋画ばかりだったのですが、シカゴからの帰りのフライトでは洋画のラインアップがイマイチだったこともあって、久しぶりに邦画を鑑賞することにしました。 時差ボケ対応で帰りの機内では寝ないよう…
イランの地下世界 (角川新書) 作者:若宮 總 KADOKAWA Amazon 今回の課題図書はこちら。 我々日本人からみると、イランという国は正直馴染が薄い国という人は少なくないと思います。私もその1人。 イメージからすると、 ・ペルシャ絨毯 ・敬虔なイスラム教信…
「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望” 作者:古屋 星斗,リクルートワークス研究所 プレジデント社 Amazon 今回の課題図書はこちら。 リクルート研究所のメンバーが複数人でまとめたものです。 一昔前は経済成長に伴って人手が不…
不動産格差 作者:長嶋 修 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 Amazon 今回の課題図書はこちら。 いつも選書してくれる主宰でもあり、ハウスメイトでもあるMさんが、ご家族の不動産についてちと勉強したい、ということで選んだそうです。 本書の「はじめ…
働くということ 「能力主義」を超えて (集英社新書) 作者:勅使川原真衣 集英社 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 先日の読書会で取り上げた勅使河原真衣さんの「「能力」の生きづらさをほぐす」に続く第二弾です。 www.almater.jp 第一弾の「「能力…
ポーツマスの旗(新潮文庫) 作者:吉村昭 新潮社 Amazon 「高熱隧道」「冬の鷹」に続く、吉村昭シリーズ第3弾は、「ポーツマスの旗」にしました。 主人公である小村寿太郎は、日露戦争の終戦交渉を全権大使として取りまとめた有能な外相として今もその名は知…
悪口ってなんだろう (ちくまプリマー新書) 作者:和泉悠 筑摩書房 Amazon 今回の課題図書はこちら。 著者も本書の冒頭で語っていますが「これまで生きてきて悪口を言ったことがない人、言われたことがない人はいるだろうか」という問いに、なんと答えるでしょ…
冬の鷹(新潮文庫) 作者:吉村昭 新潮社 Amazon 吉村昭シリーズで、私のとっては高熱隧道に続いて2冊目になります。 解体新書を出版したことで有名な杉田玄白と、実は解体新書の翻訳では中心的な役割だった前野良沢の2人にスポットをあてた小説です。 話の展…
「能力」の生きづらさをほぐす 作者:勅使川原真衣 どく社 Amazon 今回の課題図書はこちら。 「能力」という言葉。我々は普段何気なく使っています。 あいつは仕事ができるよね。能力あるよね。 あの人はちょっと仕事がイマイチだね。能力が足りないんだよね…
先日NHKの番組「フロンティア」について投稿させていただきました。 もう一つ「フロンティア」から(^^) タイトルは「80億人 人類繁栄の秘密」です。 なぜ地球の生物で”人類”すなわち「ホモ・サピエンス」が生態系の頂点にたったのか。 この番組のポイントは3…
このブログで時々紹介しているNHKの番組「フロンティア」。 番組のタイトルの通り、いろいろな世界の最先端を見せてくれます。 BS放送なのでNHKプラスではみられません。なので、レコーダーに毎週録画しています。 なかなかゆっくり見る時間がなく録画したま…
破獄(新潮文庫) 作者:吉村昭 新潮社 Amazon 連日の本の紹介になります。 今回は読書会とは別に個人で読んだ本。先日読んだ吉村昭の「わたしの普段着」で吉村作品にちょっとはまってみたくなり、その第一弾として選んだのがこちら「破獄」。 Wikipediaから…
日本の宇宙開発最前線 (扶桑社BOOKS新書) 作者:松浦 晋也 扶桑社 Amazon 今回の課題図書はこちら。 AIと並んでこれから大きく成長すると言われている宇宙産業。 ただつい30年前までは、アメリカと旧ソ連との間で、宇宙開発競争が繰り広げられ最重要国家…
わたしの普段着 (新潮文庫) 作者:昭, 吉村 新潮社 Amazon 今回の課題図書はこちら。 読書会で吉村昭(以降敬称は略して記載させていただきます)の作品は、高熱隧道以来2回目かな。 www.almater.jp なかなか生々しい描写で迫力があったのですが、実際にあっ…
先日紀伊國屋で選んだ2冊のうちのもう一冊がこちらです。 日本鉄道廃線史 消えた鉄路の跡を行く (中公新書) 作者:小牟田哲彦 中央公論新社 Amazon 乗り鉄としては、どんどん消えゆく路線をただ寂しく見守るしかないのですが、そういった路線がどういった経緯…
秘密解除 ロッキード事件──田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか (岩波現代文庫 社会347) 作者:奥山 俊宏 岩波書店 Amazon 先日本屋さんで手にした2冊の本のうちの1つがこれでした。 故田中角栄元首相(以降”田中”とする)が逮捕された時、小学生だった私は…
赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫) 作者:彬子女王 PHP研究所 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 著者の彬子女王殿下は、その名の通り現役皇室の方です。 昭和天皇の弟は3人いるのですが、その末弟が三笠宮崇仁(たかひと)親王。 その…
恋する文化人類学者 結婚が異文化をつなぐとき (角川ソフィア文庫) 作者:鈴木 裕之 KADOKAWA Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 本書は、アフリカのアイドル歌手と結婚した文化人類学者が、その経験を元にフィールドワークを行った西アフリカのギニア…
ワイマール共和国をご存知だろうか。 国王ヴィルヘルム2世が率いたプロイセン国時代と、ヒトラーが率いたナチスの時代の間に成立したドイツの国体です。 ヴィルヘルム2世がオランダへ亡命したことでプロイセンの帝政が終わり、第一次世界大戦の敗戦により巨…